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2012/11/04 聞こえない叱責を心に留める 箴言 1章 23節 「わたしの叱責を心に留めるなら、今すぐ、 あなたがたにわたしの霊を注ぎ、 あなたがたにわたしのことばを知らせよう。」 保育園では、今年も運営全般について第三者評価機関に依頼し、保護者と職員を対象にアンケートを実施し、その結果が送られてきました。早速詳しく読みました。毎年、この報告を読むことは、なかなか気の重い仕事でした。匿名のアンケートですから、結構厳しい内容のコメントがあります。こんなに一生懸命にやっているのに、保護者はわかっていないなぁ、教育者として、ここはゆずれない、など、読みながら自己弁護の思いが次々と出て来てしまいます。 たしかに、どう考えても、この意見は単なる批判で全く事実と違っているのではないか、と思われる内容もあります。しかし、この意見を書かれた保護者の立場や心情を考えると、また違った思いが湧いてきます。特に、自分をその方の立場に置くならば、考えは180度違ってきます。意見そのもより、なぜこのようなことを書かざるを得なかったのか、が心配になります。子育ては保護者と保育園が信頼し合うことが一番大切なことですが、「信頼は最初からあるものではなく、日々の努力と忍耐によって作っていくもの」と以前に聞いたことがありますが、教会も同じだと思いました。教会では、第三者機関のようなアンケートはありませんが、聞こえない叱責にも注意しなければと深く思わされました。 (文=松本俊雄 牧師) バックナンバーはこちらから |