広めよう この地に 賛美と福音の光

 今週のトピックス
2012/10/14
なぜ地に隠したのか?

マタイの福音書 25章 16−18節


「五タラント預かった者は、すぐに行って、
 それで商売をして、さらに五タラントもうけた。
 同様に、二タラント預かった者も、
 さらに、二タラントもうけた。
 ところが、一タラント預かった者は、
 出て行くと、地を掘って、
 その主人の金を隠した。」

 先週の土曜日(10/6)に町田わかくさ保育園の運動会がありました。保育園の運動会は、0歳から年長の6歳児までいますので、笑いあり、涙あり、感動の連続です。0歳でやっと歩き始めた子どもたちが、山登りと滑り台をしてゴールで待つお母さんやお父さんを探して、その腕に飛び込みます。それだけで大感動です。それから年長児(6歳)になると、和太鼓、鼓笛、なわとび、鉄棒を軽々とこなしていきます。そして何よりも、それぞれの年齢の子ども達が、周りの保護者や先生方の声援に励まされて、転んでも、泣いても諦めずにゴールを目指して最後までやり遂げる姿に感動します。

 しかし、よく考えると、子ども達の人生はこれからが始まりです。この素直さと頑張りをどこまでも持ち続けて成長していくことを願っていますが、残念ながら現実はなかなかそうならないこともあります。上記のたとえで、なぜ一タラントのしもべ(者)は、地を掘って隠してしまったのか?聖書には詳しい理由は書いてありませんが、成長のどこかで、心が壊れ、神に背を向け、自分の将来にも背を向けてしまった、深い失望と悲しみの心の内がヒシヒシと伝わってきます(信仰を持つ前の自分がそうでした。)子ども達の心が壊れないように切に祈るとともに、どんな時も神の愛を忘れず、今ある一タラントを隠さないようにしなければと強く示されました。

     
(文=松本俊雄 牧師)


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