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| 2012/08/05 しかし神は・・・ 詩篇 ７３篇 ２６節 「この身とこの心は尽き果てましょう。 しかし神はとこしえまに私の心の岩、 私の分の土地です。」 ８月１日（水）のデイリーブレッドに、「失意の中にいるとき、『しかし神は・・・』を示す聖書のみことばを読みましょう。そして、神が、ご自分の愛する人たちの人生に関わってくださることを確認しましょう。」という文章が書いてあり、とても励まされました。私たちは今、社会的にも、個人的にも本当に難しい時代を生きています。個人的に聞く話の多くが悲しみや困難の話のような気がします。 その中で、私の小さな人間関係の中でも、「自殺」の話をよく聞きます。以前から日本では、自殺が多いとは聞いていましたが、それでもどこか遠い世界のような気がしていました。しかし、昨年２件、今年も先日、自分の関係する方が亡くなられ、言いようもない暗い気持ちになりました。そして、本人をはじめ、家族や友人知人などのそれまでの人間関係を考えると、それらの方々の回復できないような大きな悲しみを思いました。 また、それと同時に上記の「この身とこの心とは尽き果てましょう」の御言葉を深く思います。人間は肉体的にも、精神的（心）にも本当に弱いものです。他の人から見たら本当に小さいように見えることでも、人は簡単に「尽き果て」いのちを絶ちます。しかし、聖書は信じる者には神は「私の心の岩、私の分の土地です」とあります。「心の岩」とは心が守られることであり、「私の分の土地」とは、生活の守り、肉体的必要の守りのことです。神を信じるとは、実に今日を生きる現実的な力を頂くことです。この御言葉が一人でも多くの方々の上に臨まれますことを切に祈ります。 （文＝松本俊雄 牧師） バックナンバーはこちらから |