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2012/07/29 勝利もあることを忘れない ヨハネの福音書 16章 33節 「あなたがたは、世にあっては患難があります。 しかし、勇敢でありなさい。 わたしはすでに世に勝ったのです。 日頃、勝利感のない日を過ごしてしまいます。これではあまり良い証ができないなあと反省していますが、なかなか解決できません。上記のみことばによりますと、神様はすべてのキリスト者にこの世にいるかぎり、患難があることを預言しています。この預言は私自身を含め多くの方々の上に今まさしく成就しています。耳にするほとんどの話が試練や問題についての事のようで、いつの間にか自分自身も暗い気持ちになり、励ますどころか一緒に落ち込んでしまいます。しかし、御言葉の預言はそればかりではなく、「わたしはすでに世に勝ったのです」と勝利の約束もしています。そこで再度冷静に考えてみますと、確かに「患難」も多くありますが、そればかりではないことに気が付きました。全部ではなくとも祈りが聞かれた事、思いがけない助けが与えられている事、そして少なくとも今日一日健康が守られ、生かされている事など。 どうも「患難」はすぐに自覚ができても、「勝利:恵みや感謝」は自分で意識して、探さなければ気が付かないのかもしれません。私たちは祈る時、まず恵みや感謝を祈りますが、言葉だけで本心からそう思っていない時が多くあるように思います。 「わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。」(詩篇103篇)とありますが、患難な時こそ無理をしてでも思い出したいです。 (文=松本俊雄 牧師) バックナンバーはこちらから |