結論!?
次の理由によって、Fazerではアーシングをしても点火性能の改善はないだろうと判断しました。
- 多くの直4バイクと同じく、イグニッションコイルは2気筒分のプラグを直列でつないで同時点火させているため、点火のための電流はほとんどアースラインを通らない。
- シリンダヘッドはシャーシと導通しているが、2年使用した状態でもヘッドとバッテリーマイナス端子との間の抵抗は0.0Ω以下。
- シリンダーヘッドとバッテリーマイナスを直接接続して抵抗をさらに下げたとしても、プラグキャップに入っている抵抗のほうがはるかに大きいために点火時の回路定数はほぼ変化しない。
- イグニッションコイルのケースはシャーシと導通しているが、ケースはコイルと接続されていない。
アーシングに関しては試してみるまでに断念してしまいましたが、簡単にできるものは何でも試してみるというポリシーには反しているので、ちょっと後ろめたかったりします。(^^;
もしかして、そのうち実際に試してみるかもしれません。
...と書いたら、その後予想外の出来事があり、緊急にアーシングの効果について実地に試すことになりました。続きは、「やっぱり」アーシングの怪!で。
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