
私はつい最近まで、依存症にかかっていた。
身近なところにいい先生はいないかなぁ、先生
が自分を育ててくれないかなぁ、誰かが活動的
な舞踊団をつくって誘ってくれないかなぁ、
もっといい環境ができないかなぁ、etc。。。
言い出したら切りがないくらい、私はいつも人
や環境に依存していた。そして友達に、自分が
上達しないのは環境が悪い、育ててくれるいい
先生がいない、と愚痴り、精神的に不安定な状
態が続いた。友達と愚痴り合うのは、楽だ。
でも、どんなに愚痴って自分を慰めても、そこ
からは何の解決策も生まれてこなかった。自分
の置かれた環境が不満なら、自分で変えていく
しかないのだ。人の自分に対する態度を変えた
かったら、自分が変るしかない。欲しいと思っ
たら、自分が与えるのだ。 環境や人に責任転
換し、いつか幸運が舞い込んでこないかなぁと
指をくわえながら待っているようでは何も起こ
らない。気付いた時には棺桶の中だ。棺桶の中
に入ってしまっては、もう何もできない。
だからといって、人や環境に依存する悪い癖を
直すのは、大変なことだ。自分が望むような環
境を自分が整える、といってもそんなに簡単な
ことではない。 自分の望むビジョンが高ければ
高い程、リスクは大きく、不安が伴う。うまく
いかなかったらどうしようと、恐くなる。世間
体や、自分の評価を気にすると、不安や恐怖心
がさらに大きくなる。失敗を恐れ、自分の行動
を抑圧してしまうかもしれない。
そうならない為には、まず、自分を信じること
だと思う。自分を偽らないことだ。何をするに
も、自分は出来ると信じること。出来ないと
思ったら、絶対出来ないから。そして、結果を
恐れず、行動を起こすのだ。そこから、必ず何
かを学べるはず。他人の意見や、世間のものさ
しを基準に考えるのではなく、自分の夢や情熱
でポジティブに行動すれば、結果がどうあれ、
得られるものは大きいと思う。もし失敗したら、
それを次のアクションの糧にしたらいい。
失敗は成功の母なんだから。
2001.05.10.
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