★南湖の左富士碑 / 鳥井戸橋からの左富士

茅ヶ崎駅から北に歩くとすぐに国道1号線にぶつかる。これが旧東海道である。今日の歩き旅はここから始まる。ここから約1.5Kmほど行ったところに鳥井戸橋がある。ここからは富士山が左手に見えるということで昔から「南湖の左富士」として有名なところである。東海道ではここの他に吉原の左富士がある。
今日は快晴である。左富士は見えるかな。見えた!真っ白な富士山が左手にくっきりと見えた。今日の旅の目標は半分くらいは達成したようなものだ。

★平塚市街から見た高麗(こま)山 / 高来(たかく)神社

平塚の町からは西方にひときわ目立つ山が見える。広重の画にも見える有名な高麗山である。道はまっすぐに山に向かっているようだがいつのまにか右側を通り過ぎてしまう。しかし、あまり簡単に通り過ぎては悪い気がしたので、ふもとの高来神社にお参りした。ここまでは街道からも近い。

第4日目 (2月17日 土曜日) 茅ヶ崎〜平塚宿〜国府津



★馬入橋からの富士山 / 平塚宿の町並み

さらに国道を進むと相模川(馬入川)を渡る。ここからの前方にも富士山がくっきりと見えた。また川の上流方向には丹沢の山々がこれもはっきりと見え、うれしくなった。
さて、道は平塚の市街地に入り、七夕のころの賑わいを思い出しながら歩を進める。



★鴫立庵(しぎたつあん) / 西行歌碑

大磯宿のはずれに西行法師ゆかりの「鴫立庵」がある。西行法師が陸奥への旅の途中、この地の情景を詠んだ歌、「心なき身にもあはれは知られけり鴫立つ沢の秋の夕暮れ」にちなんで名づけられた。
境内には西行歌碑をはじめ芭蕉句碑、その他たくさんの句碑、記念碑などが建てられている。


★大磯の海岸 / 国府津駅前の国道1号線

国道歩きが続き、海もほとんど見えないので少し東海道を離れ、海岸沿いを歩いた。海岸には西湘バイパスが走っているが、並行して自転車道路が設けられており、これを歩く。海は青いし気持ちがよい。しばらく歩いて国道に戻り、JR国府津駅から電車で帰途につく。


歩行距離  約20km   歩数 32,700歩