最新情報先取りステージ

 

 今回のホビーフェアでは、午前と午後の2回同じ内容の「最新情報先取りステージ」が行われた。

 ステージに登場したのは、お馴染みのトモ子お姉さんとゾイドチームの中瀬さん。まずは、すっかりゾイドに定着した、ブロックスとはいったい何ぞや、と言う解説から始まった。

 

 既にご存じの通り、ブロックスは、ブロックパーツとアーマーパーツ、ジョイントパーツ、フレームパーツの4種類のパーツから構成されており、これらを組み合わせて形を作る、それまでの組立キットとは異なる、組み替え(チェンジマイズ)を主体としたゾイドシリーズである。そして、2002年末に発売されたボルドガルドでは、新しい形状のジョイントパーツが加わり、今までよりチェンジマイズしやすくなった事が説明された。

 

 春に発売予定の、バトルブロックスでは、自分でチェンジマイズしたブロックスの強さを数値化することが出来、そのデーターを入力することで、自分で作ったゾイドをゲームの中で闘わせることが出来るようになっているそうである。このバトルブロックスには、ジーニアスウルフという、オリジナルブロックスが同梱されることも発表された。

 

 まさかゾイド20周年がブロックス一色と言うわけではなく、復刻ゾイドからは、2003年1月末発売のディメトロドン、同じく2月末発売のゴルヘックスが発売されることとなる。ディメトロドンは、2002年に発売されたダークスパイナー同様(正確にはディメトロドン同様ダークスパイナーも、であるが)ディメトロドンも、背びれの波のように動かして歩行するB/Oゾイドである。個人的には、ディメトロドンの発売は無理かもしれないと思っていました。ダークスパイナーの背びれが、安全性の事から、軟質素材で成形されていたため、ディメトロドンの背びれも軟質素材にしないと現在の安全基準に引っかかってしまうと考えていたためです。背びれを軟質素材にするための、金型の大幅な変更が出来ないために、発売は難しいのではないかと考えていたのです。幸いにも、安全基準のことは取り越し苦労だったようで、大きな問題ではなかったようである。

 ディメトロドンもゴルヘックスも、既にゾイドバトルカードゲームには、絵ではなくディオラマ写真で登場しており、再販の順位も高いモノと思われていた機体ではあるが、やっとここに来ての復活となった。

 最新情報は本体だけではなく、関連商品にも広げられていた。

 まずは、アートスタチューの第二弾が紹介され、今回も2種類の塗装パターンがあり、シークレットアイテムとして、某ゾイドの野生体が加わることが紹介された。ちなみにこの野生体は、新製品の展示スペースに紹介されていた。

 ゲームボーイアドバンスからは、既にゲームショーで発表された、サイバードライブゾイドの紹介も行われた。具体的にゲームショーの頃からどの程度進んだのかの説明はなかったが、展示スペースの機体を見る限りでは、腹部にむき出しになっていた配線なども片付けられたようで、商品としての形が少しずつ出来てきているようである。

 

 今回の最新情報で注目すべきは、昨年のおもちゃショーで紹介されて以来話題となっている、アイアンコング・エヴォルツォーネの動きが披露されたことである。実際のエヴォルツォーネの試作品は、新製品の紹介スペースに展示されていたため、目の前で動きを見ることが出来たわけではないが、ステージのモニターには、事前に録画されたその動きが映し出されたのである。

 普通に歩くエヴォルツォーネと、片腕から順番に両腕を持ち上げる姿が映し出された。まだ、ケーブルを引っ張っているとはいえ、単純に動くと言うことについては、十分に形になっているようである。ここから、よりスムーズな動きにしていくのか、可動範囲を変えていくのか、商品化にあたって、思い切っていくつかの機能を省くのか、いずれにしろ、よりリアルな動きを再現するゾイドとして、2003年末の発売に向けて開発中であることが説明された。

 

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