ゾイド新製品情報ステージ

 

 いつものように、トミーブースのゾイドコーナーの一角にはミニステージが設けられている。改造コンテストの表彰式も行われるこのステージでは、11時と15時の2回、ドクターTを招いての「ゾイド新製品情報ステージ」と題して、今後発売される新製品が発表された。

 

 最寄りの新製品である、マッカーチスディマンティスは、新シリーズ初のパワーユニットを搭載しないラインナップ。おもちゃショーの発表では驚かされた機体は、いよいよ発売となる。

 そして、ライガーゼロに始まったチェンジングアーマーシステムを搭載した帝国ゾイド、バーサークフューラーは、翌月の発売となる。バーサークフューラーは、チェンジングアーマーシステムの他、大きく目立つバスタークロー、スイッチの切り替えによる変形ギミックなど、B/Oゾイドであることは当然のこと、新しいゾイドを作ろうとの試みをふんだんに盛り込んでいることもあり、パッケージ写真の他に、素体の画像も用いて、特に細かく商品の内容が紹介された。

 ゾイドシリーズ全体としての、新しい試みである可動王。そのライガーゼロの、アーマーパーツが3種、7月と8月に分けて発売となる。もちろん、オリジナルシリーズと同じ形状のパーツである。これで、可動王が可動王らしく遊べるようにあると思われる。

 

 さて、新製品情報も一段落したところで一人の乱入者。

 上半身裸の猛者は、ステージの角に足をひっかけて、転びながら登場し、辺り大事なブツをまき散らしていた。大事なブツとは、ゾイドバトルカードゲームのカード。登場したのは、コマンダーO。なるほど、この関係も合って、ナビゲーターもミリタリー風の衣装だったのかと納得。筋肉の影を書き込み、弾帯ならぬカードを体に捲いたコマンダーOは、ステージを見ている子供達に、「コマンダーOhーッ!」のかけ声とともに、旨の前で両腕に力を込めるように丸くするコマンダーOのポーズを取らせようと、ゴルゴ松本を思い起こさせるようなテンションであった。

 辺りにばらまいたカードは、ステージを見ている子供達にあげるつもりであったはず。しかし、一番前の列で見ていた子供の一人が、落とし物としてコマンダーOに返そうとしたら、コマンダーOか「あげるから」と応えていたのは、なんとも・・・・・・。ああいう気持ちを大事にしてあげる方が先だなあと思いながら、次回のステージ登場の仕方は考えてもらいたいと思わされた。

 当のコマンダーOは、ステージとなりのゾイドバトルカードゲームの公式大会との掛け持ちで、登場も予定より遅れたことも重なり、かなり混乱気味。この回のステージでは、大部分をドクターTが説明することで、説明漏れは無いと思われるが、あまりのインパクトに、当の新製品情報で何を言っていたのか忘れてしまった。

 

 今回、ドクターTが最ももったいぶっていたのが、ガンブラスターの発売。既に、ゾイドバトルカードゲームには登場済であり、この秋発売の噂が出回っていた旧シリーズからの再販が、ここで一般に初めて発売がアナウンスされることになった。

 会場でモニターに映し出されたのは、メッキパーツの黄金砲を装備した旧シリーズのパッケージ写真。バトルカードゲームのガンブラスターは、メッキカラーは用いていなかったものの、ボディーは旧シリーズに準じた配色となっていた。このステージでは、これ以上の写真の発表はなく、どんな色になるかは、お楽しみである。

 

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