巨大ディオラマ

 

 

 2000年10月の大ゾイド展以降、イベントには欠かせなくなったのが、帝国軍と共和国軍の最前線を模した巨大ディオラマである。今回のホビーフェアにも、いくらかの手が加えられて持ち込まれていた。

 

 中央の砂漠部分では、現時点での両主役機である、ライガーゼロとバーサークフューラーが対峙していた。

また、これまで主役機としてポージング演出されてきた、シールドライガー、ブレードライガーに代わって、ポージング演出された機体もイエーガーユニットを装着したライガーゼロになっている。

 

 これまで、ストームソーダーが勤めていた、共和国側の上空警戒は、この年の上旬に発売されたサラマンダーとレイノスにその任務を譲っている。レイノスには、飛行形態での演出がされていたが、サラマンダーは、翼を開いた状態とはいえ、据え置き展示のみなのは残念であった。ストームソーダーの飛行形態演出を見せられた後では、今後のサラマンダーの飛行形態演出も期待したところである。

 これと同じように、今まで急浮上してきたハンマーヘッドに対峙していたのはブラキオスであったが、今回は1月発売のウオディックに変わっていた。

 

 おもしろいところでは、帝国側の最上段部分にスケールが違うながらもホエールキングを配していたことである。スケールが異なるため、違和感を感じる方も多いであろう。展示演出として、共和国軍を迎え打つために、機動部隊が出撃した、との意図は伝える事が出来たのではなかろうか。

 これを機会に、次回の純粋ゾイドのみのイベントでは、1/72のホエールキングの大ディオラマを期待したくなる。全体とは行かないまでも、頭から1/3位を作って、口のハッチから帝国ゾイドが出撃してくるようなディオラマも期待してしまう。

 

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