ゾイド改造コンテスト

 

 ホビーフェア恒例となった「ゾイド改造コンテスト」。当生産工場からも、ホビーフェア二日目の6/24に、現時点での最新鋭機をエントリーしました。

 エントリーしたのは、「ゴジュラス・ゴールキーパー」。ただし、本来のゴジュラス・ゴールキーパーは、背中にガトリング砲を装備した上で完成となるのですが、会場までの輸送と会場内でのスタッフのとり回しのしやすさを考慮して、背中にガトリング砲を装備しないでエントリーしました。

 エントリー後、その展示された様子を見に行くと、「白より黒の方がかっこいい」との小学生の声が聞こえてきました。実際、多くの改造ゾイドは、黒く塗装されていましたし、黒以外でも、濃い色の塗装は少なくなかったです。

 そんないくつかの逆境の中、おかげさまでゴジュラス・ゴールキーパーは、一般電動部門の準グランプリをいただくことが出来ました。

 受賞の際ステージの上では、ドクターTから、水貼りでカールが用いられていること、砲身へのチェッカーマーキングなどを説明してもらい、「改造と言うよりも、塗装での受賞」との講評をいただきました。

 ホビーフェア二日目という事なのか、過去何回かの改造コンテストと比較して、エントリー数が少なかったようにも感じました。そんなライバル機が少なかったことも、受賞ラインに引っかかった事の理由の一つかも知れません。

 今回は準グランプリの副賞として、小学館の雑誌上で限定販売された、メタルライモスとベアファイターをいただきました。

 作品返却時に、個別に細かい講評をしてもらいました。改造した機体がゴジュラスということで、キャノピーから見えるコクピットにある程度手を加えていたことも、作品への評価につながったとのことでした。ゴジュラス・ゴールキーパーは、コクピットにパーツの付け足しなどの作りこみは行っていませんが、計器状のモールドの塗り分けとデカールでそれっぽさは出してあります。他の改造作品では、パイロットは塗装してあっても、コクピットにまで手を入れている作品は少なかったそうです。このことから、審査員の方々が、コクピットまで細かく見ているという事はわかっていただけたと思います。次回コンテストで入賞を狙っている方は、参考にして下さい。

 今回のコンテストから、審査の点数が参加者に知らされるようになりました。審査は、テクニック、アイデア、カラーリングの3つにわかれ、それぞれ20点満点、合計60点で評価されます。ゴジュラス・ゴールキーパーは、テクニック16/20、アイディア18/20、カラーリング20/20、合計54/60でした。過去にテクニック賞をとったことのある私としては、テクニックが16/20とは納得いかないのですが、機体完成後に、処理し忘れたことなど気付いているので、心当たりが無いわけでもありません。次回の機体には、この評価を生かして、よりレベルアップしたいと思います。

 

 なお、この日一般部門でグランプリを受賞したのは、掲示板でも発言して下さっている、Schumpさんの青いライガーゼロ。ガトリング砲を搭載して、砲身を回転させながら、左右に振るというギミック改造された機体です。会場では、1分おきに自動的に動き出すように、スリーパー化されて展示することで、ギミック改造されていることもアピールされていました。ドクターT曰く、「開発者泣かせ」のグランプリも納得の機体です。

 今回の改造コンテストの1日目には、海外からのエントリーもあり、おそらく2日目よりも数多くの機体がエントリーされ、とてもレベルの高いコンテストではなかったかと思われます。

 アニメの終了という、大きなメディア展開を失う中で、新製品が続けるゾイドは、こうしたイベントを通して、定番おもちゃとなるような展開が望まれます。

  

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