ミニディオラマ

 

 2000年3月のおもちゃショーで、初お目見えしたアニメのワンシーンを再現していたミニディオラマ。今回は、ベースのみ流用されていた。

 もともとゾイド復活と時を同じくして始まった、最初のゾイドのアニメの名場面を再現したディオラマであったが、この2001年1月から「/0」という新しいシリーズが始まったことで、一応の役目が終わりを告げたとも言え無くも無いのも事実である。その為、このホビーフェアでは、ディオラマ用のケース付きベースというおももちでの展示であった。

 

 林の一角で。デススティンガー、ジェノザウラーが、ブレードライガー、ガンスナイパー、ライトニングサイクスと対峙するというシーン。アニメのゾイドのイメージを意識しての再現であろうが、特にここからコンセプトを見ることは出来ないのでは無かろうか。

 

 こちらは、明らかに共和国軍と帝国軍が対峙するワンシーンの再現であろう。アニメ、マンガ、コロコロコミック、とパラレルワールドが平行して進行するゾイドのメディア展開には、更にユーザーが独自のストーリー設定の中で楽しまれることもあるであろう。そんな中、単純に帝国と共和国が対立関係にある、とだけヒョウテンしたディオラマは、どのストーリーの中のワンシーンとも言え、あこがれのワンシーンとして受け入れられたであろう。

 

 これらミニディオラマは、新製品紹介のガラスケースと一緒に並べられるようにして展示されてあった。当初の目的であったアニメは終了したとは言え、ケースの整ったしっかりとしてディオラマベースである。今後も巨大ディオラマ同様、魅力あるワンシーンを切り取ってもらいたい。

 

 

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