ディオラマ展開

 

 このおもちゃショーでは、それまで数々のイベントで持ち込まれた前線基地を思わせるディオラマベースとは違う、テレビ放映中のアニメの各シーンを再現したディオラマが展開されていた。これらディオラマの全ては、最上部が大人の腰よりも少し上の部分に来るという高さ、つまり、小学生がたったままで見おろすことの出来る高さに設置されているた。

 ここで一つ問題点は、政府視察団がここに紹介されたディオラマが、アニメの第何話のどのシーンか、全てが全て説明できないことである。この点について、第12話、第18話、第21話については、入植者の方に話数と解説を補っていただきました。更に補足すべき説明がある場合はお知らせ願います

「第7話・レッドリバーの戦い」より

対峙する帝国軍と共和国軍

「第18話・首都攻防」より、「マウントオッサ火山の火口付近で対決するバンのシールドライガーとレイヴンのセイバータイガー」だと思われます。先の戦いでの損傷の癒えないセイバータイガーはこの戦いに敗れ、レイヴンによりシールドライガーのEシールドへの突入を強制され凄惨な最期を遂げました。

「第21話・荷電粒子砲」より、(ひょんなことから幼帝ルドルフを保護する身となった)ロッソとヴィオーラのアイアンコングがレイヴンのジェノザウラーを決死の覚悟で阻止、ルドルフをバン一行に託して離脱させるシーンです。

「第15話・ZG発動」より、ゴジュラスの出撃シーン。さすがにこの直後のエピソードまでは再現されていません。

「第5話・スリーパートラップ」より、スリーパーガイサックよりの逃げるグスタフを中心としたワンシーン。

埋もれたゴジュラスの前で????

「第18話・首都攻防」より、待機する首都防衛部隊。主人公機以外のシールドライガーがアニメで登場した最初のシーンです。

角度を変えると→

 

「第12話・黒のオーガノイド」より、ゴドスをなぎ倒すレイブンのセイバータイガー。

 

アニメという、新シリーズに入ってからの新しいメディアミックス展開をする中で、こうしたディオラマ再現は、今後の各種イベントでは必須展示となってくるであろう。

 あえて、このディオラマ展開に釘をさすと、各シーンは全てアニメの展開であり、アニメがなければドラマのあるディオラマは作れない、というイメージを与えてしまいやしないか、懸念されるところである。コマーシャルのキャッチフレーズは、「ゾイドに命を吹き込むのは君だ」。これにあわせ、「ゾイドの名シーンを演出するのは君だ」的な、ユーザーにディオラマづくりの楽しみを伝えていくことが出来るような展開もあわせて期待したいところである。 

 

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