大ディオラマ
2000年10月の大ゾイド展で初めてお目見えした、新シリーズオリジナルの大ディオラマベースは、各地で開催された、プラレールやトミカとの併設のゾイドのミニイベントにも巡回していた。そして、このワールドホビーフェアにもしっかりとやってきていた。
このディオラマに売りは、ゾイドという本来自身で動くということを売りにしたおもちゃを用いながらも、思い切ってディスプレーモデルに限定していることで、この結果、躍動感ある動きの瞬間を切り取っていることである。
旋回するストームソーダー。
ジェノザウラーのロングレンジライフルにかみつくシールドライガー。
デススティンガーと対峙するライトニングサイクス。この辺は、アニメのゾイドを意識しての演出である。発売直後のエレファンダーは、同じクラスのディバイソンとのにらみ合い。
2体のゾイドは、モチーフの実在動物ではかなり個体の大きさは違うのであるが、ゾイドにアレンジされることでほぼ同じ大きさとなり、パワフルさという、両者がともに持つイメージだけを押し出しての演出である。発売を翌月にひかえている新製品のライガーゼロは、早速セイバータイガーと戦闘中。
ちなみにこのセイバータイガーは、大ゾイド展の時には、アーバイン専用のコマンドウルフと格闘戦を演じていた機体である。
今回のディオラマ演出は、大ゾイド展の時からいくつかのアレンジが加えられていた。今後こうしたゾイドのイベントにおいて、ディオラマベースは巡回して行くであろうが、更にどのようなアレンジが加えられていくのか、楽しみの一つになると思われる。