NEW改造セット(帝国大型メカ用)

特殊専用強化パーツ

NewCustmizeset

帝国軍

型式番号

-

シリーズ

アクセサリーシリーズ

タイプ

-

発売

1988年5月〜1989年10月(?)

全長

-

定価

1500円

全高

-

オペレーション

-

全幅

-

ライト点灯

-

重量

-

使用電池

-

最大速度

-

部品点数

48(クリア部品含む)

このほかにゴムホースがある。

乗員

-

ゴムキャップ

E(グレー)6個

搭載ビークル

-

主成形色

メタリックシルバー

主要目的

-

キャッチフレーズ

Mk-2タイプへの改造セット新登場!!(1988年3月のカタログより)

ギミック

-

その他

「キャッチフレーズ」は、共和国軍NEW改造セットとともに掲載されているモノです。

当初1988年3月のカタログでは1988年5月の発売予定だったが、1988年6月のカタログには6月発売となっている。

装備

装備名

搭載数

特徴

サーベルタイガー・レッドホーンウイングベース用アタッチメント

1

前尾翼とコクピット、エンジンノズルを装備している。

ウィング

2

ディメトロドン用アタッチメント

1

ディメトロドンに大型ビームランチャーを装備するためのアタッチメント。

レッドホーン用アタッチメント

1

レッドホーンにウイングベース用アタッチメントを装備するためのアタッチメント。

T字型アタッチメント

2

武器用アタッチメント

4

レーザーライト

2

一つはアイアンコングの左肩専用。もう一つが汎用。クリア部品は1組しかないので、2つ同時使用は不可。

サーベルタイガー用アタッチメント

1

サーベルタイガーに大型ビームランチャーを装備するためのアタッチメント。

全天候自己誘導ミサイルランチャーアタッチメント

1

高高度対空ミサイル

2

連装電磁砲

1

レッドホーンビーム砲用アタッチメント

1

レッドホーンに大型ビームランチャーを装備するためのアタッチメント。

高機動ブースターパック

1

ランナーとは別部品。

大型ビームランチャー

1

ホース

2

ブースターエネルギータンク

2

デスザウラー用アタッチメント

1

デスザウラーに、8連ミサイルポッドアタッチメントを装備するためのアタッチメント。

高軌道飛行ウイング

1

搭載数1とはウイング2枚で1組という意味。

安定尾翼

1

1枚の全面翼。

自動小銃

1

8連ミサイルポッドアタッチメント

2

搭載数2となっているが、左右の円形部2つ1組で初めて用をなす。その意味では搭載数は1。

8連ミサイルポッド

1

デスザウラー用ウイングアタッチメント

2

特徴

-

掲載バトルストーリー

-


 ゾイドを語る上で、本体以外に各種アクセサリーが発売されていた事実を見逃すわけにはいかないであろう。

 

 ゾイドの改造部品の展開は、1984年3月に発売された、共和国軍580円ゾイドを改造するための「改造セットNo.1」からはじまっており、ゾイドシリーズとしては、特に目新しい展開でもない。

 この、帝国軍NEW改造セットは、アイアンコングをMk-2へアップグレードすることを可能にした帝国軍改造セット1200円に、8連ミサイルポッド関連装備を加えたモノである。発売された1988年6月とは、グレートサーベルが発売された同じタイミングであり、ブラキオスとブラックライモスがニュータイプに仕様変更がされた時でもある。要は、Mk-2部隊の装備が充実する中での発売と言うことである。

 パッケージ裏の中身の紹介では、クリア部品は、グリーンであるが、実際の商品にはレッドが入っている。 

 8連ミサイルポッド関連が加えられたと前述したが、正確には、その他に高軌道ウイングやブースターエネルギータンクなどを加えたランナー部品が加わっている。

 8連装ミサイルポッドの実際のポッド部分は、たった一つの部品である。おそらくこれが他のロボットプラモデルか何かであれば、2つか3つの部品でこれを表現するであろうが、そこはゾイド、極力部品の点数を減らす措置が採られている。そのため、側面は彫刻のない単なる一枚板であり、よく見すぎると興ざめの原因となる。だが、ポッドのアタッチメント部分は、円形部分の内側にもモールドが施されており、メカニカルな様相を呈している。

 サーベルタイガーに装備する際、ブースターエネルギータンクは、高軌道ウイングと同じアタッチメントに装備されている。このブースターエネルギータンクの上部に取り付ける武器装備用のアタッチメントは、デスザウラーに8連装ミサイルポッドを装備するためのアタッチメントY-7である。ここへの装備を可能にするためか、はじめから兼用を考えられていたのか、軸の長さとその受け口となるエネルギータンク部品の穴の深さが調節されている事は、うまく規格をあわせてあることに改めて感心させられる部品の作り方である。ゾイドは、ブロックではないながら、思わぬところに思わぬ規格の統一がはかられており、感心させられることがある。

 デスザウラー用ウイングアタッチメントは、8連装ミサイルポッド用アタッチメントの両側面に装備することで、ウイングの装備を可能にしている。8連装ミサイルポッド用アタッチメントの両側には、帝国軍標準のハードポイントが装備されている。(3Dレーダーが装備可能と言うことは、帝国軍標準ハードポイントであるといえる。)ここに、デスザウラー用ウイングアタッチメント(Y-11)を取り付けてから、ゴムキャップでウイングを取り付けるのである。要はこのアタッチメン(Y-11)さえあれば、帝国軍標準ハードポイント(正確には、共和国軍初期のB/Oゾイド以外の全てのゾイドに共通のハードポイント)にウイングの装備が可能となるのである。また、見方を換えればこの共通ハードポイントに、Eキャップの使用を可能にさせる装備といえ(Rキャップの装備も可能。「ゴムキャップを考える」参照)ウイングのように、単にEキャップで止めているだけの部品であれば、何でも装備させることを可能にするアタッチメントである。例えば、デッドボーダーのGカノンなど・・・・・

 

 8連装ミサイルポッドにかかわるランナー部品が加わったことで、改造セットは、1200円から1500円に価格が変わっている。となるとあのランナー部品は300円と思える。1980円のサーベルタイガーが2500円のグレートサーベルになったときに加わったのは、同じランナー部品とスプリングである。ということは、2本のスプリングだけで220円という事であろうか? いや、そこには大人の経済原則が働いているのである。いくらゾイドと言えども、やはり人気機種とそうでない機種がある。経済の原則は、人気ある商品の価格は高くなり、人気のない商品の価格は下がってくる。サーベルタイガー、シールドライガーの魅力は周知の通りである。すると、これら2機種の価格を上げて利益を得ることで、他の商品で発生してしまうリスクを回避する。こんな、経済原則が働いたとは考えられないだろうか。

 

NEW改造セット(帝国大型メカ用)パッケージ、取扱説明書より転載