親愛のしるしは攻撃の合図-11 fire!-11

 

 ヘルブレイザーに動きを伝える方法を考えます。

 ヘルブレイザーのどの位置に動きを伝える軸を取り付けたらよいのか想像できませんでしたので、一度試作品を作って動かしてみることにしました。

 ヘルブレイザーを測り穴の大きさ、刃の太さ厚さを調べ、何となく動きが推定できるような試作品を作りました。

 右端の一部を黒く塗装してある部品が試作した部品です。

 黒く塗装してあるのは、意図的に塗ったのではありません。かつて、ゾイドとはまったく無関係で、プラ板を黒く塗ってから切り出して工作した際にあまった端材をとっておいたものを利用しただけです。途中までやりかけてあった加工が、たまたまヘルブレイザーの刃の太さに近かったので流用しました。少し厚さが足りなかったので、取り付け位置の厚さ分だけプラ板を貼り、穴を空け、前頁で作ったギミック部品とかみ合う位置に2mmのプラ棒を立てます。プラ棒は強度確保と、位置の移動をしやすくするため、真鍮線を通しています。黒い部品側で、真鍮線の穴を何度も空けなおして、2mmのプラ棒を立てる適切な位置を探し出す事を目的としています。

 出来上がった試作部品を組み上げてみます。

 実際のヘルブレイザーの取付軸に差し込み、そのうえでこれまで作ったギミック部品を組み上げます。

 本体に取り付ける前に、手で動かしてみます。このとき、引っかかりが見つかれば、2mmのプラ棒を立てる位置を変えます。

 フォトン粒子砲を動かす部品にかみ合わせながら、本体に組み上げます。

 フォトン粒子砲を取り付けないまま、まず実際に動かしてみます。とりあえず動きが伝わることが確認できました。 

 フォトン粒子砲を取り付けて動かしてみます。

 ヘルブレイザーとフォトン粒子砲のアームがぶつからないような位置関係を考慮しなければいけないことがわかってきました。

 

 ここでうまく行かないことがわかったら、試作品をふまえたまま必要なところまで戻らなければなりません。先にヘルブレイザーの試作品を作っておいてから作業を始めれば、もしかしたらもっと作業はスムーズに進んだかもしれません。

 

続く next

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