親愛のしるしは攻撃の合図-9 fire!-9

 

 フォトン粒子砲が動くようになりましたので、それを利用して、ヘルブレイザーに動きを伝える方法を考えます。

 フォトン粒子砲の軸とヘルブレイザーの軸は直角で交わっているわけでもなく、支点の位置関係もギアを組み易いような位置にありません。よってこの二つ軸をただ一つの部品でつなごうとすると、ねじれが生じるため部品が壊れるか、引っかかって動きが止まってしまいます。ねじれやひっかかりを逃がすために部品に余裕を持たせると、力もいっしょに逃げてしまいヘルブレイザーの動きが小さくなってしまいます。そこで、さんざん考えた結果、フォトン粒子砲の角運動をスライド運動に変換し、そのスライド運動を再びヘルブレイザーの角運動にし直す、という方法を採る事にしました。

 厚さ1mmのプラ板を左図の要領で4枚切り出します。

 そのうえで、左図でいう右辺を基準に四角いパイプを作るように箱組みします。

 左側にベロの出ている外形4mm角で中に2mm角の正方形断面のパイプを作ります。

 ギミック部品の支え兼通り道となる部品を作ります。

 1mm厚のプラ板を左図に従い2枚切り出します。

 他の2mmのプラ棒を厚さ1mmで輪切りにします。

 

 上で切り出した部材を左図の要領で接着します。これが、先に作った四角いパイプの中を動く中部品になります。

 接着した部品は、必ずしも寸法通りになっていないと思われますので、接着剤乾燥後、先に作っておいた4mmパイプの中をスムーズに動くように調整します。

 1mm厚のプラ板を上図の要領で切り出します。図の赤い斜線は接着面です。上で作った中部品の2mmのプラ棒を輪切りにした側に接着します。

 組み上げた四角パイプをヘルブレイザーの基部部品に接着します。ヘルブレイザーの取付軸の天井部分と四角パイプの下側が同じ高さになるようにします。

 ヘルブレイザーの取付は水平ではなく、少し前側が下がっています。そのため作った四角パイプも前側が下がり気味になります。

 中部品の接着は強度確保のため補助的なプラ板を支えに使っています。

 とりあえず、これでヘルブレイザーの動きの中間部品が出来たことになります。  

 

続く next

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