更に高速キャノン砲

 

 背中の左右のハードポイントにあるキャノン砲も上下に動かします。 

 背中にあるハードポイントに、1.6mmの穴を開けます。 画像は、単に穴を開けただけですが、このハードポイントは軸を半分くらいの長さに切り取ります。

 1.5mmの真鍮線を直角に曲げます。長さはとりあえず適当です。後ほど、個体差を確認しながら、調整します。

 要は、ハードポイントに開けた1.6mmの穴にこの真鍮線を通すわけです。

 

 長さ5mmのプラ角棒を長さ8mmに2本切ります。そして、幅2ミリの溝をおよそ4mm程切り込みます。この時この溝は垂直にせずに、上底は4mm下底は2mmの深さの溝になるようにしておきます。そして、これを、前頁で作った口の開閉を後部に伝えるための部品の左右に接着します。強度確保のため、いずれも1.7mmのナベネジで止めてあります。できあがったこの部品を#5部品に差し込むとこんな感じです。

 実際にボディーに入れるとこんな感じです。

 これだけでは、実際のキャノン砲に動きが伝わらないので、キャノン砲がわにも加工をします。

 

 キャノン砲のハードポイントに差し込む穴は、およそ3.5mmです。ここに、ポリジョイントのランナーを適度な長さに切り取って内蔵し接着します。内蔵したポリジョイントのランナーの中心に1.5mmの穴を開けます。この1.5mmの穴で、真鍮線とつながります。

 実際に内蔵してみます。

 上から見るとこんな感じに接続します。2mmの幅に削ったプラ角棒の溝に直角に曲げた1.5mmの真鍮線が入るようにします。これで、口開くと、部品が前に押し出され、斜めに切った溝の真鍮線が持ち上げられるので、結果高速キャノン砲が上を向きます。

 実際に装備をするときには、この隙間からピンセットをつっこんで、真鍮線をしっかりつかんでキャノン砲を装備します。

 真鍮線の長さは、こうした装備方法をすると言う前提の元に長さを決めて下さい。特に、ハードポイントの切り取る軸の長さ、ハードポイントに貫通するように開けた1.6mmの穴の直進性によって微妙な個体差が現れます。これらを考慮に入れ、どこかにぶつかって動きを止めてしまわないような長さを探し出します。

 ここまで作ったモノを全て装備するとこうなります。

 これで、スイッチを入れると、連装ビーム砲は左右に動きますし、キャノン砲は左右とも上下に動きます。

 

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