俺、Gore?-28  am I Gore?-28

 

 高機動ブースターを取り付けていきます。

 高機動ブースターは、単3電池ボックスに上から被せるようにする事にしました。

 

 高機動ブースターの高機動ウイングのための5mmの穴を下側まできりぬきます。

 その穴を切り抜く前に、高機動ウイングのストッパーをつけておきます。5mmパイプが貫通する状態でウイングを仮組し、最も後退した位置、最も前進した位置をしっかりと決めるストッパー部品をつけておきます。左の画像では、高機動ブースターに開口した高機動ウイングのバランサーウエイト入り込み口の上につけたプラ板で後退位置と前進位置の両方の位置決めを担わせています。穴を切り抜いてからでもできる作業ではありますが、穴を切り抜く前に位置決めしておく方が精度が高くなると思います。

 仮組してみます。

 ただ上から被せるだけなので特に問題なく組めます。

 ギアも組み込んで仮組してみます。

 8枚のピニオンギアの色が変わっていますが、素材の都合上、接着剤の効きやすいギアに変更しました。

 高機動ウイングに繋がるシャフトの真ん中の平ギアがピニオンギアに噛み合った上で、左右にぶれる事無いようにプラ板で支えられています。

 高機動ウイングを仮組してみます。

 画像は構造を分かりやすくするためにこの時点で高機動ウイングを取り付けていますが、実際に組上げる場合は、ターレットもギア、シャフトも組上げた後で、高機動ブースターを取り付けて、一番最後に高機動ウイングの取り付けとなります。

 単3電池ボックスに蓋をして、高機動ブースターを被せます。

 この状態で、高機動ウイングを連動させる5mmのプラパイプ(高機動ウイングを繋ぐ平ギアのついたシャフト)の長さを確定させます。平ギアが支えられた事でシャフトが左右にぶれる事がなくなり、高機動ブースターの厚み分とゴムキャップの押し込みの深さ分を考慮してシャフトの長さを確定させます。

 画像はネジ止めしていませんが、本当はネジ止めして組み上がりです。

 当たり前ですが、左右の高機動ウイングはシャフトで繋がっていますので同時に動きます。

 ここでハプニング発生!!

 作業中に誤って踏んでしまいました。

 割れてしまった部分の内側は、高機動ウイングのバランサーウエイトがぶつからないようにするために、外側に影響ない範囲で薄く削ってありました。

 不幸中の幸いだったのが、固いABSだったことです。卵の殻のようにパッキリと割れてくれたので、ぴったり合わせた後、流動性の高い瞬間接着剤を流し込んで硬化後成形して直しました。もしこれが軟質傾向のスチロール樹脂だったら、パッキリ割れない-で歪みながら割れていたと思います。すると歪みを直しながら修復しなければならなかったので、大掛かりな修理になっていたと思います。

 なんとか直せたので、ミサイルターレットも含めて仮組してみます。

 ミサイルターレットの裏側の半周のクラウンギアも含めて、構造を組上げます。

 前述したのと同様、画像は解りやすくするためにこの時点で高機動ウイングを取り付けていますが、実際の組み立て作業手順的には高機動ブースターを取り付けた後でウイングは取り付けます。

 単3電池ボックスの蓋をして、高機動ブースターを被せます。

 

 この状態で、ミサイルターレットを回すと、ゆっくりと高機動ウイングが持ち上がります。

 高機動ウイングが持ち上がった後、更にミサイルターレットを回し続けると、また元の位置に戻ってきます。

 実際に高機動ウイングを仮組して動かしてみたところ、ミサイルターレット裏側のクラウンギアの歯が多すぎる、つまり高機動ウイングの回転角度が少し大きすぎる事がわかったので、クラウンギアの歯を1枚切り落としました。

 高機動ウイングのシャフトへの取り付けは、ゴムキャップなので任意の位置に取り付けられます。そこで、実際の高機動ウイングの取り付けは、ターレットとギア、高機動ブースターを取り付けた後、ミサイルターレットを回しながら高機動ウイングのシャフトの動く範囲を確認し、最後退位置と思える場所でミサイルターレットをとめた状態にして、高機動イングを最後退のストッパーにあたる位置にしてゴムキャップで固定します。この高機動ウイングのシャフトへの取付位置が少々ずれてもゴムキャップが柔らかいので、ストッパー以上に動こうとしても緩衝材の役割を果たしてくれます。ゴムキャップが緩衝材のような動きが大きいなと感じる場合は、ほんの少し位置をずらせば良いでしょう。バランサーウエイトが有るとは言え、高機動ウイングはウイング側の方が重くなっています。そのため最前進位置も最後退位置もウイングの重さに引っ張られて止ります。どうしてもゴムキャップに緩衝剤の役割を果たさせたくない場合は、ミサイルターレット裏側のクラウンギアの歯をもう1枚減らす事で対応できると思います。

 これで、ミサイルターレットの一方向回転から、高機動ウイングの往復運動を取り出す事が出来ました。ただし、ミサイルターレット1回転で、高機動ウイング一往復なので明らかに連動している事が分かる動きになってしまっています。

 

 ギミックは単3電池ボックス内で完結しています。高機動ブースターは、ギミック的には最前進位置と最後退位置の位置決めの役割のみ果たしています。

続く next

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