俺、Gore?-22  am I Gore?-22

 

 背中のミサイルターレットの加工をします。

 ターレットの裏側。

 ターレットの裏側には、樹脂の通り道や金型から外れやすくするためのピンに使う梁のような構造があります。これをきれいに削り落とします。

 ルーターでおおまかに削った後、やすりやサンドペーパーで段差がなくなるまで削ります。

 画像は跡が残って見えますが、このターレットの部品は、透明な樹脂にラメを入れて成形しているようなので、削り取った跡が断面のように見えているだけです。

 ターレットの裏側は2段になっています。画像で言う下側、完成後にはミサイル側になる底側を測りますと、内径で37mmありました。

 測った寸法に合わせて、1mm厚のプラ板を直径37mmの円盤に切り抜き、中心にはおよそ12mmの穴をあけます。

 ぴったりおさまります。

 この後、作業で何度も仮組して分解してをくり返しますので、この時点では適度に分解しやすい固さではめ込めるようにしておきます。

 ターレットの裏側の中心部分は、壁の底が直角ではなく緩やかなRがついていますので、中心穴が小さすぎると、プラ板の円盤がぴったり押し込まれません。円盤部品はぴったり押し込まれるようにしたいので、Rを避けるために中心の穴は少々大きめにしておいても問題ありません。

 出来た円盤部品の外周半分だけを1mm削り落とします。

 直径37mmの円盤に、半分だけ直径35mmの外周部を作ることになります。

 ターレット部品の内周部の角も少し緩やか気味だったので、少し削って可能な限り直角を出して、円盤部品が奥まで入るようにしておきます。

 

 内部にぴったりおさまります。

 

 ここまで円盤部品を順番に加工してきていますが、プラ板を円盤に切り出す時には、切り出す前に、直径12mm、35mm、37mmの円を描いておいてから切り出すと後の作業がやりやすくなります。

 プラ板に円を描くには、コンパスで鉛筆で描くよりも、ディバイダーで直接プラ板に線を削り描いてしまうのが良いです。実際には、わざわざ専用のディバイダーを買う程でもないので、手持ちのコンパスの鉛筆の芯側に、2mmのプラ棒と虫ピンで作ったけがき針を取り付けて、ディバイダーとして使って作っています。

続く next

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