俺、Gore?-23 am I Gore?-23
引き続き背中のミサイルのターレットの裏側を加工をします。
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プラ板からラックギアを作ります。
厚さ1mmのプラ板を幅5mmで帯状に切り出します。200mm程あれば十分でしょう。 ここで、道具を作ります。 カッターの刃2枚を用意します。ここでは、カッターの刃を2枚折って用意しています。1mm厚のプラ板を適当な大きさに切ります。2枚のカッターの刃で、1mm厚のプラ板を挟むようにして、瞬間接着剤で固定します。この時2枚の刃の位置はできるだけ合わせるようにします。持ちやすさを考え、カッターの刃のさらに外側に、適当なプラ板を貼ります。で、作ったのが画像で右側にある道具です。これで、等間隔に目印をつけられるようになります。 目印付けの作業は、左から右に進むようにした場合、まず5mm幅に切り出したプラ板のできるだけ左端に道具の刃を2枚とも押し付け傷をつけます。次に最初に右側の刃でつけた傷に左の刃を当て右の刃を押し付ける事で次の傷をつけます。また、右の刃でつけた傷の位置に左の刃を当て右の刃押し付けて次の傷をつけます。これをくり返すことで、等間隔に目印となる傷をつけることができます。 |
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目印となる傷がついたら、その傷を目安に三角ヤスリでみぞのように彫ることで、歯を作ります。 三角ヤスリは、通常正三角形ですから、60度のV溝になるはずです。可能な限り、深さを同じにすることで、歯を等間隔にすることが出来ます。 これで適当な長さのラックギアが出来ます。 |
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ここまで出来たラックギアをクラウンギアに変換します。 適当な大きさの円筒形の空き缶を数種類用意します。直径で30〜150mmの円筒形のものを数種類。空き缶ではなくても、100度の熱湯に耐えられる直径30〜150mmの円筒形のもの複数用意します。 用意した空き缶の一番太い物に、ラックギアを円周上にセロハンテープで貼付け熱湯をかけます。そうすると、少し丸いくせが付きます。そうしたら、次に一つ細い空き缶に同じようにセロハンテープでラックギアを貼付けてまた熱湯をかけます。すると、もうひとまわり小さい円のくせが付きます。これを用意できた空き缶の数だけ繰り替えします。こうして、ラックギアを半周状のクラウンギアに変換します。 プラ板なので、ドライヤーやろうそくでもくせ付けはできなくありませんが、一部分だけ柔らかくなって、そこで曲がり方が急に変化する事が懸念されます。そこで、空き缶を芯にして熱湯を使うことでギア全体が同じ温度になって、均一な円弧になるようにしています。当然熱湯を使うわけですから、火の元、やけどには御注意ください。 ラックギアからクランギアにした帯状のプラ板は、この先の作業を考え、ウェーブの目盛り付きのプラ板を用いて、目盛りが円周の外側にくるようにしています。 |
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出来た半周のクラウンギアを、ミサイルターレットの裏側にはめ込んだプラ円盤とともに組み込みます。 この時点では、クラウンギアの歯の数は、できるだけ多く稼げる位置で切り取るようにします。半周のクラウンギアは、ミサイルターレットの内側ぴったりになるまで曲げる必要はありません。少し大きい方が、かえってかしめになります。分解組み立てがしやすくて緩すぎて滑ることがなければ問題ありません。かしめの強さはクラウンギアよりも、プラ円盤の円周部分やクラウンギアの為に半周だけ一段落とした部分で調整します。ターレットの裏側の段の壁にしっかり押し付ける事ができれば、円弧は確保されている事になります。 |