俺、Gore?-10 am I Gore?-10
背中のミサイル周りを加工します。
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アイアンコングのミサイルは、ゾイドのおもちゃアレンジが効いていて好きな形状ではあるのですが、分解組立がしづらく分解組立要素を残そうとすると、合わせ目が走ってしまいます。そこで、後の作業を考え、分解組立が簡単でそれでいてミサイル本体の合わせ目を消す方法を考えます。
アイアンコングの背中のミサイルは、ランチャー(ないしパイロン)とも一体整形となっていて、ターレットの回転をさせながら部品を保持する役割も果たしています。ミサイル内部のジョイントの位置や部品の機能上の目的とを併せて考えますと、既存の部品を加工して、ミサイル本体の合わせ目を消して、機能を維持させるのははかなりしんどそうなので、手持ちのジャンクパーツから新造することにしました。 |
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手持ちのジャンクパーツから、航空機モデルの落下タンクで、既存のアイアンコングのミサイルの太さに近いものを探して来ました。これをミサイルに見えるように加工します。 まず後端の十字フィンと、後端にむけて細くなり始める部分を切り落とします。このとき、落下タンク既存の残すべきモールドも切り取る位置を決める際に考慮しています。 実在のスケールモデルのミサイルは、形状がとがりすぎていてゾイドらしくないと感じましたし、見つかったジャンクパーツの落下タンクのノーズコーンもとがりすぎているように感じましたので、丸く仕上げました。既存のアイアンコングのミサイルより鋭角でスケールモデルよりも鈍角なそんな所を狙ったつもりです。 ロケットエンジンノズルは、市販のディティールアップパーツを用いました。塗装のしやすさを考え、差し込んであるだけで分解できるようになっています。 |
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更に手持ちのジャンクパーツからランチャーを作ります。結局使ったのは主に航空機モデルのパイロンの部品でした。 ゾイドらしくゴムキャップでの分解組立とすることにしました。ゴムキャップでの組立にすれば、爪やパーツオープナーで分解して塗装を傷めるようなことも無くなります。これでくり返しての分解組立が容易になります。 実際にミサイルと接続するパイロン部品は、ターレットにある二つの円形のモールドの直上にミサイルのロケットエンジンのノズルが来るように削って位置を調整しています。 |
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根本部分は、ミサイルのターレットの支えと回転を同時に機能させる構造になっていますので、既存のアイアンコングのミサイルの寸法を測って、プラ板で箱組みしました。箱組みした周囲もジャンクパーツで装飾しています。 ミサイルとパイロンは、真鍮線を用いて接続することで強度を確保しています。塗装のしやすさを考えて別パーツにしていますが、完成後は外すことはないと想定しています。 |
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ゴムキャップでの組み立てという方法を採っているものの、既存のミサイル部品同様、ミサイルとパイロンが一体化されたまったく同じ形状の部品を二つを組み合わせることで、ミサイルの装飾とターレットの支えを実現する、部品構成になっている事がわかると思います。 |
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仮組みしてみます。 ミサイル本体も既存のミサイルよりも少し長くなっていますし、ロケットエンジンノズルが既存のミサイルよりも長くなっていますので、全体的にひとまわり大きくなった印象です。ゴムキャップのおかげで、何となくディティールも追加されてゾイ度が上がったと感じられれば良いなとは思います。 |
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これで、ターレットの回転ギミック、ディティールアップ、分解組立の容易さを兼ね備えたミサイル部品が出来ました。 |