ヘルキャット・サーベルタイガー隊仕様 |
装甲機甲機動型 |
Helcat |
帝国側 |
型式番号 |
EMZ-24 |
シリーズ |
780 |
タイプ |
<ヒョウ型> |
発売 |
- |
全長 |
13.2m |
定価 |
- |
全高 |
5m |
オペレーション |
パワーユニット |
全幅 |
3.8m |
ライト点灯 |
無 |
重量 |
24t |
使用電池 |
- |
最大速度 |
180〜200km/h |
部品点数 |
- |
乗員 |
1名 |
ゴムキャップ |
M(グレー)10個 |
搭載ビークル |
無 |
主成形色 |
帝国レッド・フラットブラック・シルバー |
主要目的 |
格闘戦 |
キャッチフレーズ |
リアルなアクションのアニマルメカ |
ギミック |
強力戦闘機械獣。細かいディティールとリアルなアクションが特徴です。 |
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その他 |
- |
装備
装備名 |
搭載数 |
特徴 |
2連加速ビーム砲 |
1 |
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2連高速キャノン砲 |
1 |
特徴
その脚部の特殊な構造により草原、ジャングルにおいては、音もなく敵に近づき攻撃する事ができる。又ボディ排気口はブラックホール化され、赤外線に感知されにくくなっていて、まさに森の忍者の様だ。
本機567号機は、サーベルタイガーとの混成戦隊に配備されたことから、サーベルタイガーと同じ塗装がされている。 |
掲載バトルストーリー
- |
旧シリーズの時から、ヘルキャットは気にはなっていたのですが、作らずじまいでいました。気になっていたといっても、もちろん、歩く以外のギミックがないことも知っていましたが、一番オーソドックスな4足歩行ゾイドである、という意味で、どう歩くのか見てみたかったわけです。そこで、いよいよ作ってみることにしました。
やはり、当生産工場で作るとなれば、歩くだけのヘルキャットにはしたくない、と思い、どこにどうギミックを搭載するか検討しはじめました。すると、フレームには、パワーユニットを固定する部分から尻尾にかけて、ダクトのようなスペースがあるではないですか。これを見たら、もうこれは尻尾を動かすギミック改造をして下さい、と言っているようなモノなので、そこにギミックを追加することに決めました。
まず驚いたのは、そのダクトの形です。正確には、形そのものよりも、そこに残っていた金型の後です。これを左図のように切り取ったわけですが、結局、これってトミーが尻尾を動かすことを計画して、当初から確保しておいたスペースに他ならないと思うわけです。少なくとも、金型にあれだけの線が残っているという事は、試作を繰り返し、商品0号の直前まで尻尾の稼動はやるつもりであったのではないかと思うのです。ギミック部品と尻尾部品との動きの連結についてはどのような計画が立てられていたかはわかりません。しかし、このダクト状スペースの内部には、尻尾を動かすためのギミック部品を通すことが計画されていたのは間違いないと断言できます。
そして、これと絡んでくるのがパワーユニットの装備方法です。普通パワーユニットは地面に対して水平に装備されています。正確には、歩行しかしないのであれば、別にパワーユニットがどう装備されていようと関係ないのですが、普通の人は垂直か水平のどちらかに自然と装備するはずでしょう。しかし、ヘルキャットでは、あえて斜めに装備されています。ヘルキャットのスペースを考えると垂直は難しいでしょう、となると水平がベストかもしれません。しかし、仮にパワーユニットを水平に装備したうえで、ゼンマイの捲き軸から尻尾の動きを取り出そうとすると、二つのギミックの出力軸が、動きに対して同一直線上に並んでしまうため、動きが取り出しにくくなってしまうのです。今回の作例では、ギミック部品をかなり大きくしたため、結果的には動きに対して出力軸が同一直線上に並んでしまったことになりました。しかし、寸法を上手く出していけば、ギミック部品同士がふれあって、摩擦となり、動きを妨げる、という事態を防ぐことが可能になるはずと思います。
実際には以下の通りの動きが再現されるようになりました。
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尻尾が一番下がった状態です。 ほぼキット通りの固定位置と思います。 |
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尻尾が一番上がった状態です。 角度そのものは大きくありませんが、尻尾が適度に長いので、歩いていても尻尾の上下はわかります。 |
塗装は、サーベルタイガーに準ずる配色を考えました。色についてはそれほどセンスあるとはいいがたいので、最も簡単なモチーフにしただけです。つまるところ、サーベルタイガー隊所属機を作ろうとしたのではなく、サーベルタイガーと同じ配色にしたから、サーベルタイガー隊所属機という設定にしよう、という順番でやっています。2体ならべるとこんな感じ。とりあえず色はほぼ同じでしょう。しかし、艶が違います。
この艶の違いは、そのまま私自身の制作方法の変化です。とにかく、塗装は苦手でして、できるだけ簡単に済ませたいわけです。色々教わりながら、トップコートを吹くことを覚えました。その結果の初期段階がサーベルタイガーです。で、このサーベルタイガーまではスプレータイプのトップコートを使っていました。しかし、スプレー缶では、噴射面積が広く、噴射圧が大きいので、細かいパーツの作業がやりづらかったのです。このため、トップコートをスプレー缶から、艶消しクリアーをエアブラシで吹く方法に変えました。その結果、細かい作業が可能となり、パーツごとにバラバラに作業をしたとしても艶を確認しながら、艶を同じにすることができ、より私好みのフラット塗装になったというわけです。それが、ヘルキャットです。
しかし、私好みと言っても、まだトップコートを吹くことには、問題があります。グロスの時からトップコートを吹いた後では色味の変化があります。このため、ヘルキャットは(サーベルタイガーも)本来望んだ色とは異なる色に仕上がってしまっています。この辺の色味の変化をあらかじめ予想して調色して、グロスの時は変な色でも、トップコート吹いた後に好みの色にできるような、調色方法がないだろうか、考えています。トップコートがらみの次の課題です。
先にトップコートという最終工程の説明をしてしまいましたが、今回、今まで以上に一番気を使ったのは、デカールです。ヘルキャットの各所に見える点のようなモノは全てでカールです。数えた限りでは、50カ所にデカールが貼ってありましたあまりに細かいので、数える気になりませんが、少なくとも50は越えています。
サーベルタイガーでもずいぶんとデカールを貼っていますが、大きさがこれだけ違うにもかかわらず、ほぼ同じ数になっているのです。こうしたデカールを貼ることを覚えたのも、トップコートができるようになったことに絡んでいます。マークソフターなるモノの使い方もよくわかっていませんでした。そして、マークソフターの使い方を覚え、トップコートで艶を整えると言うことを覚えたことが、デカール貼りになっています。塗装をして、デカールを貼って、トップコート、という順番での作業で、次の工程に行くのにしっかりと乾燥させなければならないので、とても時間かかります。まだ、効率的なやり方はつかみ切れていません。また、どの程度のデカールを貼るのがよいのか、実物を想像して必要な部分に徹底的にやるのか、
模型と割り切って遠目に見てわかる目立つ部分だけやるべきなのか、効果的なデカールの貼り方ももう少し考えていきたいと思います。
改造には、やっぱり何かのテーマが必要と思います。今回であれば、メインは尻尾の上下稼動ですが、同時に作業を覚えるという意味で、トップコートのやり方の変更と、デカールの効果的貼り方を確かめることも、改造のテーマではありました。ゾイドをかっこよくしたい、も改造です。でも、こういう新しい技術を身につけたい、という意味でやる改造も有りではないかと思います。何でも良いので、改造には、自分なりのテーマを決めて取り組むことをすすめます。