祭だ祭りだまつりだ-11 we love festival-11

 

 塗装をします。

 メカ生体時代のグスタフに準ずる、一番シンプルな配色にしました。ここでは、既に、塗装、デカール、墨入れも済んだ状態まで来ています。

 フレーム部品。

 上半分のジャンクパーツを貼った部分は内部構造的にするため、メタルブラックに適当にシルバーを加えた色にしました。

 下半分は外部露出する部分でもあるとして、メカ生体のグスタフに準じて濃い緑にしました。何となくの塗り分けで、厳密な境目は設定していません。

 塗装前にはギミックや他の部品を差し込む部分に予めマスキングテープを貼って塗料が回らないようにしています。

 コックピットの仮組み。

 コックピット内部は航空機モデルの計器デカールを貼ってレーダーや他の情報を表示するモニターや、計器、スイッチ類を演出しています。

 グスタフの目となる部分は、当初塗り分けも考えましたがあえてやめました。目全体がセンサーと言うイメージではなく、内部に何かしらのセンサーかアンテナが有って、それを保護するフェアリングととらえて、本体と同じ色のままにしました。

 ランナーで言うところの、薄い緑色の部品は、全てフレームの下半分と同じ、濃い緑色にしました。

 トレーラー部の車体となる部品も、フレームの下半分と同じ濃い緑にしました。

 トレーラー部の装備品となる部品は、少し明るめの緑にしました。

 装甲部品は、全てグレーにしました。

 装甲の左右を止める部品はランナーでは異なる色となっていますが、装甲の一部としてとらえるため、色を揃えました。ここで、部品にけがき針で番号を書き込んでおいたことが生きてきます。

 他の部品とつながる穴の内側には、塗料が回らないよう、予めマスキングテープも貼りましたし、それでも回ってしまった塗料は薄め液で落としました。

 今回は、ハードポイントは装飾としてそのまま残しました。先端部分に、黒丸のデカールを貼りました。穴を開けると砲口の様に見えてしまいますので、開口せずデカールをはってふたが閉められている程度の演出にしました。

 格子状の外枠は赤く縁取っています。この格子の内側に廃熱装置があって、起動中は熱気が出ていると想定しました。熱気が出ているので、停止直後は熱くなっているので、整備員が触らないようにの注意喚起です。マフラーではありません。マフラーは別のところに想定しました。

 既存のモールドの意味を考えながら塗装をしてデカールを貼るのは、その人のゾイドの解釈が最も良く表現されるところなのかも知れません。

 

 ここまで、1頁で説明していますが、マスキングして、塗装して、デカールをはって、クリアを吹いて、墨入れをしますと、実際には3カ月くらいかかっている工程です。

 

続くnext

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