最終組立

 

 まず右側のボディーパーツを本体(パワーユニット)に取り付けます。適度に切った2mmのプラ棒を荷電粒子砲の軸として差し込み、そこに荷電粒子砲とビーム砲を通します。

そして、左側のボディーパーツをはめます。

足を含め、装飾パーツをはめます。

 

尻尾、連装ビーム砲、コクピット、全ての装備を取り付け、完成・・・・

といきたいところですが、どうも、暗黒ゾイドらしさが足りません。ちなみにこの時点で荷電粒子砲が大きく上を向いていることに注目して下さい。

 

そこで・・・・・・

 2mmのプラ棒を適度な長さに切って、火であぶって直角に曲げます。6本作ります。その上で、黒に塗装します。この部品を適度な長さに切ってから、2.5mmのスプリングの中に押し込みます。するとスプリングが確実に直角に曲がるようになります。

 胴体側面の前足のすぐ後ろにある3つのスリットの根本に2.5mmの穴を開け、スプリングの直角に曲がった部分の差し込みます。ここで、スプリング内部に入れたプラ棒の長さを、一番上を一番短く、そして下段にいくほど、長くしたので、直線部分が異なり、スプリングの曲がり具合に演出が出来るようになります。

 この時に急遽最上段のスプリングを荷電粒子砲につなげる方法に変更したので、ビーム砲の先端部分をカットして、荷電粒子砲専用の排熱装置に設定を変更しました。同時に、スプリングが、荷電粒子砲の動きにあわせてたわむようになりますので、ギミック的な演出もバツグンです。

 

そして、完成はこうなりました。

設定

 

切り取ったビーム砲の部分はこうなっています。もともとビーム砲にはちゃんと穴を開けてそれっぽいモールドをつけたので、荷電粒子放線用の排熱装置としても十分に見応えあると思います。ちょっと画像ではわかりづらいですが・・・・

 

 ゾイドシリーズの曲がり角的存在にとらえられてしまっているガル・タイガーであるが、その原因となっている、色とギミックの少なさに付いて改善をしてみました。これで、ガル・タイガーに対する汚名を少しはそそぐことが出来れば良いなと思います。改造にあたって、膝関節を作ろうと色々考えたのですが、さすがにそこまでの腕はなかったです。

 それでも、まだガル・タイガーを好きになれないと言うのであれば、それはどの部分でしょう。色が気に入らないと言う貴殿。貴殿の考える色に塗装したガル・タイガーの画像とともに意見を聞かせて下さい。ギミックが少ない言う貴殿。貴殿の考えるガル・タイガーにふさわしいギミックを装備した改造ガル・タイガーの画像とともに、意見を聞かせて下さい・・・・・・。要は、他にも色々改造例が見たいのです。電撃ホビーマガジン誌のスタッフの間では、後期ゾイドの再評価がされているとのことですが、ディオラマに登場しないので、再評価がどの程度のモノかは疑問です。(1999/6)

 もちろん、個人的考えの範疇もありますので、このガル・タイガーがゾイド的ガル・タイガーの本道だと言うつもりはありませんが、少なくともゾイド世間での汚名原因は削り取ったつもりです。

 まもなくゾイドが再販され、過去に出来なかった改造が安心して出来るようになります。「ここがこうなっていれば・・・・・」そんな思いを実現できるような時代はまもなくやってきます。

 

 

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