ギミックもグレートにMk-2 great-gimmick Mk-2 

 

 ゾイド復活記念改造、として紹介させていただいたグレートサーベルの改造例は、当生産工場の代表的な機体として大きなウェイトを締めていました。実際、自慢の機体の一つですし、この改造の成功がおかげで、他のいくつかの改造のきっかけとなっています。

 しかし、反面当時はまだまだ模型としての技術に未熟な部分があり、現在の視点で見ると、自慢できる機体とはいいがたくなってしまいました。そこで、いずれ同じ改造をする機会を持とうと思っていました。

 2003年、ゾイド20周年と言うことと、ディマンティス、マッカーチス以降、各種の非稼動ゾイドが登場し、ゾイドに新しい遊び方が加わっていますが、やはり旧シリーズからのファンにとっては、動くことがゾイドの魅力、と言うことで、再びサーベルタイガーMk-2を作ることにしました。

 今回改造に使った機体は、アメリカ版のゼイバーファングです。破格の700円で入手した機体に、ミサイルポッドと高機動ウイングを取り付けます。

 

各パーツの整形

 ランナーから切り離したパーツを一つ一つ整形していきます。パーティングラインの消し作業。ピン跡の消し作業。筋彫りの追加。シャープネスアップ。

 コクピットパーツの整形。コクピットパーツは後に何度も分解組立を行うので、ジョイント軸を少し削って細くしておき、分解組立をしやすくしておきます。また、コクピットまわりにあるピン跡は、パーツを左右からあわせた場合に干渉しあって、つなぎ目が見えてしまいます。このピン跡はしっかりと削り取っておきます。

 後ろ足パーツ。ゼイバーファングの場合、後ろ足パーツは部分塗装されています。まずは塗装をラッカー系の薄め液で落とします。その後、デザインナイフとサンドペーパーでパーティングラインを消していきます。その際、当初からあった筋彫りのパーティングライン部分でのずれや、消えてしまった線をしっかり彫りなおします。

 前足パーツ。やはりまず塗装を落として、パーティングラインを消していきます。

 前足の下腕部分。パーティングラインを消していきます。

 牙パーツ。新シリーズになってから、安全性の問題から、旧シリーズのようなシャープさが無くなっています。削ってシャープさを出します。

 

続くnext

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