ギミックもグレートにMk-2 -2 great-gimmick Mk-2 -2 

 

各パーツの整形2

 尻尾パーツです。尻尾も塗装されていたので、まずは薄め液で塗装を落とします。本来尻尾は、2つのパーツをあわせることで構成されます。しかし今回は、尻尾を一つのパーツと考えてそれ以上分解することはないであろう事から、接着してしまうことにしました。接着後、パーツどうしの段差を消して、合わせ目を消してモールドのずれを直していきます。

 高機動ウイングです。航空機モデルであれば、翼は上側と下側のパーツにわかれていて、2枚を張り合わせることで1枚の翼を作ります。このため、ピン跡は上手く隠れるようになっています。しかし、ゾイドでは、パーツ数を減らすことが求められているため、1枚の翼は1つのパーツで出来上がっています。このため、パーツの片面にはピン跡が残ってしまっています。まずは、このピン跡を埋めます。パテを盛って削りました。ピン跡はそれほど大きな跡ではなかったので、瞬間接着剤をパテがわりに用いて十分対応できました。

 パーツとしての高機動ウイングは、前縁から後縁まで同じ厚さになっています。つまり、翼の断面がトラック状になっているわけです。しかし、それでは翼らしさにならないので、断面が流線型に近くなるように、後縁を薄くしていきます。高機動ウイングは、揚力を得る主翼ではないであろう、という解釈の元に、翼の両面から同じように削って薄くしていきました。

 武器パーツを整形します。

 パーツの側面に走っているパーティングラインを消して、銃口をピンバイスで開口します。銃口をピンバイスで開口する前に、パーティングラインを消しながら、銃口の面をしっかりとした円になるように調整をしておきます。

 本来銃口付近に2本の溝の入っている武器パーツです。この2本の溝がパーティングラインでずれてしまっていることと、正面から見た銃口が円でないことを考慮して、溝をパテで埋めてパーティングラインを消しながら、銃口が円になるように整えていきます。

 その上で、銃口を開口します。 

 肉抜き穴が空いているパーツは、ランナーとパテで穴を埋めてから整形していきます。

 まずは、ランナーで大まかに穴を埋めて、隙間にパテを押し込みます。形を整えた後に、元の筋彫りを延長してつなげます。

 後端にある円錐状のモールドは、パーティングラインの処理が思うように出来ないことがわかったので、削り落としてディティールアップパーツに置き換えました。

 

続くnext

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