スケールは大きいのにギミックは小さい-21 

little gimmick-21

 

 塗装が終わりましたので、各部品を持ち手から外して、マスキングテープを取り除きます。そのうえで、ギミックに関わる軸や穴に回り込んでしまっている塗料を薄め液で落とします。

 ボディーパーツ。

 内部構造部分は塗り分けで表現しました。ジャンクパーツを貼り付けた部分にも、細かくデカールを貼って、内部構造らしさを演出しています。

 ギミックの軸には、マスキングテープを貼っているので、成形色のままです。

 塗装始めてから、デカール、墨入れ等をすると、数カ月マスキングテープを貼りっぱなしとなり、糊が部品側に残ってしまうこともあります。セロハンテープの粘着力を使って残ってしまったマスキングテープの糊をはがしたり、薄め液で落としたりと、場所に応じての処理をします。

 上腕部品。

 帝国ゾイドではありますが、共和国ゾイドばりにメカメカしさが演出されています。こうしたモールドにどうデカールを貼るか考えていると、ゾイドのデザイナーさんと対話している気分になります。

  

 予めマスキングテープをしてあるギミック部分ではありますが、塗料が回っていないか確認します。

 上腕の内側のギミック部品。

 ギミックに関わる軸に塗料は有りません。一方で、二股になっている部分の内側は、B/Oゾイド故の強力な動力のため、そのまま塗装してしまいました。ここは、腕のシャフトのクランクの部品と接する部分です。クランク部分の樹脂は、滑りやすくなっているので、あまり気にしませんでした。

 足部品。

 足部品は、両側から挟み込む構造になっている部分がありますから、塗料が回らないようにする軸が長いです。

 

 ギミックの軸の通る穴は、マスキングテープを巻いた棒を差し込むだけでも、それほど塗料が回り込むことは無かったです。しかし、オーバルになっている所はうまくマスキングできませんでしたので、薄め液で洗い落としました。筆で薄め液を塗って、周辺にはみ出さないように気をつけながら色が落ちるまでこすります。

 胸の装甲パーツ。

 滑らかな曲線で構成されているので、デカールは最小限の方が、らしさが出るとは思います。

 

 反面、裏側は、ジャンクパーツを貼ったので、外部には使わないような色を選んだりしながら、各所にデカールを貼って、内部構造らしさを演出します。

 

 塗装の時、持ち手に困ったので、ジョイント部分に穴を空けて針金を通してランナーにぶらさげた訳ですが、その穴は開けっ放しでも、目立つことはないのでそのままです。

 このほか、手や足の接地部分や装甲、コックピット、ガトリング砲等の処理もしています。

 

続く next

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