スケールは大きいのにギミックは小さい-20 

little gimmick-20

 

 一通りのカラーでの塗装が終わりましたので、デカールを貼る作業に入ります。

 ここで一度クリアを吹きます。

 クリアを吹くのは、全ての部品ではありません。光沢の塗料から作った色の場合は必要の無い作業です。一部、使いかけの半光沢の専用色を利用していますので、クリアを吹くことで、デカールを貼った際に発生するシルバリングを防止する処置をしておきます。

 

 手持ちのデカールを用意します。今回は、24ゾイドなので、1/72ゾイドではあまり使わない、1/32よりも大きなスケールモデル用のデカールも多用します。また、1/72や1/48でも、ゾイドの狭い平面では使いづらい大きな文字も使います。

 デカールを貼るのに、普段使っている道具類です。

 マークソフターが2本有りますが、使用目的が違います。1本はそのまま、もう1本は、木工用ボンドを溶かして有ります。現在はマークセッターと言う物が売っていますが、かつてはそれがありませんでしたので、マークソフターに木工用ボンドを溶かして自作していました。マークセッターは、クレオスさんからしか発売されていません。デカールと軟化剤には、相性があります。そのデカールに相性の良い軟化剤に木工用ボンドを溶かすことで、デカールと相性の良いセッターを作ることが出来ます。

 このほか、プリンやデザートを買ったときにもらえる透明の使い捨ての小さなスプーンも使います。スプーンに1・2滴の水を垂らして、デカールをおいて糊を溶かします。そのままスプーンでデカールを貼りたい場所の近くまで持っていって、筆でずらして所定の場所においています。スプーンは何本か用意しておくと作業しやすいです。

 デカールを貼り終えましたら、クリアを吹きます。最低4回、余裕が有れば6回吹きます。1回吹く毎に数時間乾燥させます。途中、一晩以上間を開けるようにしています。

 クリアを吹き重ねたら、墨入れをします。

 模型誌等で紹介されている製作手順を見ていますと、塗装して、墨入れをして、デカールを貼るという順番が多いようです。しかし、私は、塗装して、デカールを貼って、クリアを吹いて、その後に墨入れを持ってきています。

 墨入れが終わりましたら、艶消しクリアを1回ないし2回吹いて、塗装を終えます。

 

 

続く next

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