スケールは大きいのにギミックは小さい-14 

little gimmick-14

 

 今度はコックピット側を加工します。

 コックピット後ろ側の、装甲(ゴーレムの頭)を止める部分は、装甲パーツで左右から挟み込むようにしてとめるようになっています。今回作ったバーフレームは左右から挟み込む構造にはしていません。ゾイドの特徴であるゴムキャップで止めることにします。

 そこで、既存の軸を切り落として、5mmのプラパイプが貫通できるようにします。

 

 5mmのプラパイプが貫通することを確認した後、下側にある肉抜き穴をプラパイプとプラ板で塞いで成形しました。5mmのプラパイプは固定していません。普通に抜き取れます。

 実際に仮組みして確認します。

 

 バーフレームのコックピットとつながる部分は、8mmのプラパイプに外径6mm内径5mmのプラパイプを入れて成形しています。コックピットへの取付には、5mmのプラパイプを貫通させ、両側からゴムキャップを差し込んでいます。

 

 仮組みした状態で、寸法を測ります。作ったバーフレームと、ゴーレムのコックピット装甲の前面についている既存の太いガード部品を取り付けるための部品を作ります。

 

 仮組みをし、寸法を測った結果、プラ角棒から部品を切り出すことにしました。5mmのプラ角棒では細かったので、プラ板を貼って6×7mmのプラ角棒を作ってから切り出すことにしました。

 

 

 ゴーレムの既存の太いガード部品は、全体に渡って肉抜き穴が空いていますので、これをしっかりと埋めて成形します。また、既存のゴーレムのコックピット装甲に取り付けた場合外から見えなくなってしまう部分、装甲との接続ピンが有る部分の内側は、ゴーレムの目とぶつかってしまわないような逃げが作ってあります。そこで、この逃げはプラ板を貼って成形します。このパーツ、肉抜き穴がなければ表裏どちらでも良いパーツなんですね。

 バーフレームとプラ角棒の接続には強度確保のため真鍮線を通しています。

 太いガード部品の接続ピンの所にプラ板を足して厚みを調整することで、バーフレームとプラ角棒の形や位置のバランスを整えました。

 組み立てるとこんな感じです。

 

 

 実際にコックピットに取り付けてみます。

 8mmのパイプで作れば、既存のゴーレムの太いガード部品との親和性が高まるとは思います。しかし、8mmのプラパイプでは太すぎて、パイロットの視界を遮ってしまうように思いましたので、今回は5mmのプラパイプを用いました。

 実際にゴーレム戦士に乗ってもらいます。

 正面には計器パネルがあり、周囲を見渡すのに不便はないでしょう。

 

 これだけ見ると、頭だけ分離してサンドスピーダーの対抗機に見えなくもないような気もしてきます。しかし、動力が無いので、ゾイドとしてはビークル型にもなれませんから、分離可能という設定にするつもりはないです。 

 

 

続く next

戻る back