スケールは大きいのにギミックは小さい-13 

little gimmick-13

 

 更にコックピットを加工します。

 今回コックピットは、帝国軍らしい装甲ではなく、開放とすることにしました。開放型と言いましても、全くの解放ではパイロットが危険なので、バーフレームを作ります。

 コックピット部品の寸法を測り、方眼紙に描きます。その上でバーフレームを描き足します。

 

 バーフレームは、5mmのプラパイプから作ることにしましたので、それに合わせた図面を引きます。

 適当な太さのランナーを適当な長さに切り出し、火であぶって、図面の上に重ねるようにして必要な角度に曲げます。

 火であぶってランナーを曲げると、曲げた部分がひしゃげる様に波打って太くなったり、内部のスの空気が膨張してきて泡のようになりますが、気にしません。角度も何となく合っていれば良いです。後で、5mmのプラパイプの内径よりも太くなってしまっているところはヤスリで削って調整します。曲げたランナーは、ジョイントの役割をさせますがある程度の芯とふまえておきます。

 図面の長さに合わせて切り出した5mmのプラパイプを用意します。曲がり部分(プラパイプをつなげる部分)は、適当に斜めに切っておきます。斜めに切る角度は、図面に合わせて厳密な角度は出しません。ジョイントの役割をさせる熱で曲げたランナーが奥までさし込めれば充分です。ジョイントのようにしっかり止まっていなくてもぐらぐら動いても気にしません。

 ジョイントの役割を果たす曲げたランナーに瞬間接着剤を塗ってプラパイプに差し込みます。そのうえで、すぐに図面の上に重ねて所定の角度にします。瞬間接着剤ですから、数十秒程図面の上で手で押さえて待っていればすぐに固まります。斜めに切ったプラパイプは適当ですから、大きく隙間が出来ています。その隙間にはパテを盛って、パイプがなめらかに曲がって見えるようになるまでヤスリやサンドペーパーで成形します。

 2カ所かで曲がっているバーフレームにするので、予め長めのプラパイプを切り出しておいて接着し、2本目を接着するときに図面に合わせながら調整していけばやりやすいと思います。

 

 そんな風にして作り上げたバーフレームの部品です。

 中央のジョイント代わりのプラ棒(ランナーで代用)が2本差し込んであります。ここにまったく同じ形状に作った2本のフレームを差し込みます。

 画像の下方にある両端にゴムキャップのしてある部品でコックピットにつなぐ予定です。

 

 これを組み上げていきます。

 

 プラパイプどうしをつなげた部分は、全て瞬間接着剤で位置を固定した後、パテを盛って隙間を埋めて成形するという手順を取っています。

 これで、コックピットのシートの真上部分が出来上がりました。

 

 

 

続く next

戻る back