重装ギミックスペシャル heavy gimmick special 

 

 重装甲スペシャルとは、ゾイドスタート時からある580円ラインのギミック構造むき出しの機体に、ソフト面の設定を加えより野生ゾイドから改造されているという事を表現する装甲を模した部品構成にして、パーツを付加して、遊び心を持たせようとしたシリーズでした。途中から、当初の「重装甲」というコンセプトとは変わってしまったようには思うが、第一弾には、改造用のランナーパーツが1枚入るといった、改造を誘う要素を盛り込むなど、ゾイドスタートからおよそ1年たった頃の、手探り状態から、新しい展開への移行期の機体である。

 そこで、せっかく重装甲、重装備になったのであるから、それにあわせて、動きも付加しようというのが今回の狙い。取り扱うのは、重装甲スペシャル第一弾のうちの一つであるゴドス。新シリーズで再販された機体の中でも、最も古い機体の一つです。ゴジュラスを改造しているときに、無性にゴドスを作りたくなったです。現在も最古参機は通用するか、見てみましょう。

 

改造に入る前に

 やはりまずは各パーツの成形から。

 ゴドスは、脚パーツに金型のずれに起因するモールドのずれがあり、大きなパーティングラインがあるります。これらをデザインナイフで整形します。

 この他のパーツにもパーティングラインのずれはかなりあるので、これらをひたすら整形します。旧シリーズのゾイドは、ギミック部分の精度は高いのですが、モールドのずれはいかんともしがたいモノがあります。

 各パーツの整形が済んだら仮組みをして、まずはギミックが作用することを確認します。ゴドスの場合、内部部品のような、ギミックにしか絡まない部品は無いので、ギミックの不連動という事態は、ほとんど無いでしょう。

 

武器部品に銃口を開口します。

特にビーム砲は、側面への開口も忘れません。

 ここまで出来上がった部品を改めて仮組みします。もちろん実際にゼンマイを捲いて動きを確認します。

 より模型としての完成度を高めるのであれば、脚の内側の肉抜き部分は埋めるべきでしょう。しかし、重量増加で、歩くというギミックを失いたくないので、肉抜き部分を埋めるという作業は行いません。

 

続くnext

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