ワイルドからメカ生体へ-3 

"wild" to "pre-hystericl monster-machines"-3 

 

 コックピットを作ります。

 ゾイドワイルドは1/35で設定されていて、操縦士は「ライダー」としてうなじに鞍にまたがるようになっています。そこで、1/72フィギュアを乗せる場所を作ります。

 かといって、装飾的な加工はそれほど得意ではないので、ギルラプターの頭部をそのままコックピットとして使うことを前提にした加工をします。

 眼を動かして、口の開閉と背中の装備を動かす為のギミック部品です。

 首の部分には、頚骨を意識した装飾がありますが、これを全て削り落とします。目を取り付けるところも削り落とし、手持ちのジャンクパーツから、1/72航空機モデルのシートを持ってきました。

 ヘッドレストの部分についている白いプラ板は、ギルラプターの口の開閉のために必要な部分です。本来のギルラプターは、目部品が頭部品を支えることで、口の開閉を表現しています。1/72シートを取り付けたことで目を無くしてしまいましたので、目の替わりに頭部品を支える必要が出てきたので、ヘッドレストに部品を足して、頭部品を支えます。

 1/72パイロットが普通におさまります。

 つまり、ギルラプターの頭の中でパイロットがシートごと前後するコックピットにするつもりです。

 口の開閉ギミック部品に1/72シートを取り付けたことで、頭部の内側を加工します。

 説明の都合上、先にシートを作って頭部を加工して、と言う記述になっていますが、この辺の作業は両方現物あわせで確認しながら進めています。

 目の後ろの方は少し切り込みを入れています。切り込みの部分に、1/72シートのヘッドレストに取り付けた部品が入ることで頭部品を支えます。

 歯は削り落としたくなかったので、シートやパイロットフィギュアとぶつかりそうな部分は、内側半分だけ削っている部分もあります。

 これらを本体に仮組みしてみます。

 普通に組むと、単に突き出た椅子になってしまいます。

 パイロットも乗せてみます。

 狭い頭の中に無理矢理押し込んでいますが、ギリギリパイロットがおさまる余裕がありました。

 これだけの狭さなので、今回は操縦管や計器パネルを作るのをあきらめました。

 口を閉じた状態と開けた状態を見てみます。

 

 

 口を閉じると、パイロットが全身見えます。

 口を開くと、パイロットは上半身だけ見えます。

 口が開閉したとき、頭部の中で操縦席が少しだけ動くのがミソです。

ハッチを作ることもしんどそうなので、口から無理矢理乗り込ませることにします。

 

 

続く next

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