ワイルドからメカ生体へ-2 

"wild" to "pre-hystericl monster-machines"-2

 

 仮組みをして、色々動かしてみました。動かしてみて一番驚いたのは、これだけ重心が高いところに有るのに、とても安定して歩行することです。 

 改造の方針を決めました。

 一番の方針は、1/72スケールとして作るので、従来の1/72フィギュアを乗せることにしたうえで、メカ生体期1986〜87年テイストな機体にしようと思います。個人的には、骨格標本が苦手なので、出来る範囲で骨っぽさも無くしていこうかと思っています。

 ギルラプターは、膝関節肘関節の動きが表現されていないのは残念ではありますが、これは対処できそうにないのであきらめます。前述したとおり、重心が高いわりに安定して歩行すメリットを生かすにこしたことはないので膝肘関節はいじりません。でも、動き方には違和感有るのでこれは対処する方向。

 足から作業を始めました。

 接地部分、いわゆる爪先部品。

 1980年代、まだまだ当時のおもちゃは二足歩行を実現させるため、足を大きくして安定性を高めるという方法が一般的でした。そこで、接地している爪を大きくして、1980年代テイストを表現します。

 装甲部品はそのまま使いますので、ぶつからない範囲で爪を大きくします。

 足部品の内側。組み上げ後に外から見えてしまいそうな部分は、肉抜き穴を埋めました。

 一般的に、この手の肉抜き穴を埋める作業には、パテを用います。しかし、パテは素材により既存部品との境目がきれいになじまない場合があり、表面を整えるのに苦労する事があります。そこで、いつもプラ板を用いています。改造で使ったプラ板の端材を捨てずにとって置いて有るので、これらを適当に押し込んで隙間に瞬間接着剤を流し込んで、乾燥後に成形しています。時間はかかりますが、パテという材料を別途用意しておく手間を省けますし、廃品利用もできるので、経費節減にもなると思っています。また、パテは、あまったのをとっておくといつの間に硬化してしまって、半分くらいしか使っていなかったのに捨てることになるなんて事も過去にありましたので、そういう面でも経済的になっています。

 手持ちのジャンクパーツから、キャラクターモデルの装甲部品を見付けてきました。

 この内側に5mmのプラパイプをつけてジョイントの受けとしたうえで、既存部品とぶつかってしまうところを切り取りました。

 これを足部品に取り付けます。下側の装甲と置き換えます。かなり骨っぽい部分が隠れると思うのですが。

 ここまでの作ったもの組み上げてみます。

 寄せ集めの部品で構成されているので、色の違和感が有って、親和性がわかりづらいです。

 足がそのまま立つのはそれだけ安定していることの証ですね。

続く next

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