ワイルドからメカ生体へ 

"wild" to "pre-hystericl monster-machines"

 

 ゾイド・ワイルドも3年目になりました。メカ生体で言えば、アイアンコングが登場する頃。せっかく新しいゾイドが出ているので、どんなものなのか作ってみたいと思います。

 第一段のラインナップから、ギルラプターを持ってきました。

おもちゃショーホビーショーで動きを見た限りでは、B/Oゾイドでありながら膝関節肘関節の表現がないのが残念には思っていますが、手に取ると実際どんな印象になるのでしょう。

ゾイドワイルドは、ランナーレスキットのため、パーツが袋に分けて入っています。

せっかく分けてくれてあるのですが、まずは模型作りのセオリー通り、離型剤を落とすために、中性洗剤で洗うので一つにまとめてしまいました。

ランナーが無い分、場所をとらず作業し易そうです。

 

洗って乾燥させた部品から、パーティングラインの処理から始めます。いくらランナーレスとは言いましても、パーティングラインが消されているわけでは有りません。

 パーティングラインを処理しながらゲートの処理が必要です。

 

 足の裏側ですが、ゲートを切り離した所に穴が開いていました。成形の時にすが出来ていたのがゲートを切り落としたことで見えてしまったのか、ゲートをしっかり切り落とさないまま引っ張ったことで樹脂がゲート側について抜けてしまったのか、理由はいくつか推測できますが、理由に関わらずこの穴を埋めます。

 どうせ穴が空いてしまっているのならと、一度1mmのドリルで穴を円形にして、伸ばしランナーを差し込んで接着、その後成形します。

 ランナーレス、と言うことは、詰まるところメーカーさんがゲートを切ってくれているわけです。大量生産する中で、作業をしやすくするため、きっと通常よりも大きめなゲートになっているのではないかと思います。

 こういう場所は、ニッパを差し込む方を間違えると余分に切ってしまう所です。ゲート周囲が余分に切られていたので、プラ板を足して成形しました。

 大きく切られていたところには、当然プラ板を貼ってから成形します。

 射出成形の関係上、どうしても先端部分がゲートの入口になるのは仕方のないことです。

 自分でランナーから切り出すのであれば、ゲートを長めに残して、周囲の造形にとけ込ませるようにしながらゲートを処理していく部分です。しかし、しっかりとゲートを切るため肉まで切られていましたから、はやりプラ板を貼って足してから成形します。

全ての部品のパーティングラインとゲートの処理が終わったので、一度組み上げてみます。

 おもちゃショーや組立サポート動画で動きを見ていたとは言え、手にとって実際に動かして見ると、面白いことに気づいたり、考えるべき事も見えてきます。

 ワイルドブラストの動きは、これはこれで面白い発想ですね。プレイバリューとギミックを組み合わせているのはメカ生体に無かった面白さです。

続く next

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