強すぎなければ扱いやすい useful 6
パーツを全て組み上げていきます。
まずは下顎に、集束荷電粒子砲ならぬ、対ゾイド連装ビーム砲を装備します。口の開閉ギミックにかかわる部分はいじっていないので、しっかり右首を接続するとともに、ギミックを仕込みます。
左首左胴体パーツを取り付け、左右を固定するパーツを各所に差し込みます。
頭部のクリアパーツも忘れていません。
|
左右の足をそれぞれ組み立てます。 一部赤い塗装があるのわかりますか?この部分は、ホバー用のエアインテークを想定したので、赤く縁取ることにしました。もう1カ所、太股の部分にも同じエアインテークとわかる赤い縁取りを行っています。 |
こうして組み上げた足と腕を取り付けます。
ここで、思わぬ事態が発生しました。塗装をしたことで、ギミック部分に塗料が流れ込み動きが鈍くなったのです。そのせいで、今まで何の問題もなかった部分に引っかかりがあることに気づきました。
右足の太股後ろE-48パーツの前後に切られたスリット部分に一部平らでない部分があることに気づいたのです。この部分には、金型のピン後があり、これがギミックの内部、本来まっ平らであるべき部分にまで侵入していて、滑りを妨げていたのです。(画像は裏側から見たモノです。)このピン後を削るという作業を行い、この部分の平を確保してから、右足を取り付けます。
今まで何の問題もなかったのですが、塗装をして全体の滑りが悪くなったことで、この引っかかりが更に大きな抵抗となって、足の動きを一瞬止めながらむせるように歩くようになってはじめて気づいた現象です。塗装をしなければ、何の抵抗も生まれないので、顕在化しない問題でしょう。しかし、潜在的な問題であることには変わりないので、素組みでも加工して平を確保しておくことをすすめます。
|
加重力テイルを組み立てます。 下側を塗り分けたことで、設定的に加重力テイルであることを主張できるようになったので、廃熱装置と共に必要なくなった尻尾ではありません。必要な加重力テイルです。 |
そして、背中のロングレンジパルスレーザーライフルとそれに連動するギミックパーツを取り付ければ・・・・・・
:設定
完成です。
予想通りの形に仕上がったと思います。改造箇所のわかりにくい、塗り替えただけのジェノザウラーになりました。しかし、スイッチを入れたら、背中のロングレンジパルスレーザーライフルを左右交互に上下に動かしながら歩行します。また、あれだけ大きく左右に振る尻尾なのですから、加重力テイルと設定しても罰はあたらないでしょう。
足にはホバー機能が内蔵されているという設定にしたので、そのエアインテークとして、赤い縁取りをしました。前頁の塗装の解説後組立前にやり忘れたことを思い出して、あわててやった塗装です。今回は、この他にも塗装に頼った設定をずいぶんと使いました。
いずれも、集束荷電粒子砲を切り取ったことでいらなくなった装備の分何か別のモノを装備できる、と考えた結果です。
新シリーズ新製品がどの程度ゾイドらしいゾイドかを見たかったということも含んで、早速組み上げてみました。今旧シリーズからある製品を組み立てれば、10年以上構想を練っていたに等しく、組み上げにてこづる事はなかったのですが、今回は買ってきて1週間ほどでとりかかったため、かなり事前の観察の不足と計画の甘さを思い知らされ、何度も作業が停滞することがありました。
総じて言えば、ジェノザウラーは思ったよりゾイドらしいゾイドであった、ということです。後は、パッチン構造を少しでも減らして、組立順のナンバリング方法を採用してもらえれば、足や首の組立はもう少し楽になるでしょう。