前線の大道芸人-4 front line performer-4 

 

動きの取り出し-2

 とりあえず、ゾイド・ディメトロドンの背びれの前方に回転を取り出す軸を取り付けましたので、今度は、背びれの後方に回転を取り出す方法を考えます。

 ゾイド・ディメトロドン最大の特徴となっている背びれの動きを表現するためのギミックパーツです。このパーツの後端にギアを取り付けます。

 ギミックパーツの後端は、ボディーパーツに保持されるために、そのままギアを差し込むわけにはいきません。2mmの穴をあけ、ギアに2mmの軸を通した上で取り付けます。当然接着固定します。

 ボディーパーツに内蔵するとこんな感じです。ギアは手持ちのピニオンギアから、内蔵可能な一番大きな物を選びました。

 既存のギミックパーツに取り付けたピニオンギアとの位置関係を確かめながら、クラウンギアがかみ合うようにボディーパーツに穴をあけます。

 この時点でクラウンギアは、ギア歯の無い側の角をとって丸みを持たせることで、ボディーパーツに内蔵できるように加工してあります。また、ボディーパーツも一部干渉する部分があったので、その部分は外部に影響無い範囲で落としてあります。

 外から見るとこんな感じです。側面に向かって回転軸が伸びてくることになります。

 反対側のボディーにも同じ加工をしますと、当然、左右両側面に向かって回転軸が伸びてくることになります。

 ボディーパーツの回転軸を取り出す穴は、傾斜している部分であるため軸を水平に保持できません。そこで、回転軸を支えるためのガイドとして、プラパイプを通します。同時にこのプラパイプで、左右に軸がずれてしまうことも防げるようになります。

 画像ではプラパイプの周辺に3つの白い跡がありますが、これは、今回の改造にはなんら影響しません。色々な方法を試した際にあけた穴ですが、うまくいかなかったので、プラ棒でふさいだ跡です。と、まあ、こんな失敗もしながらよりよい方法にたどり着いていっている訳です。

 そして、左右とも加工を終えると、このように動きを取り出すことが可能になります。既にギアがついていますが、ここから更に動きの方向を変えるつもりです。

 

続くnext

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