その他加工
首の動きを少々大きくするための加工を行います。
首は、前足についているバーで、押し出すような形で動くようになっています。このバーに細長く切った1.2mm厚のプラ板を張り付けます。こうすることで、首の左右の動きを、少しでも大きく見えるようにします。
コトブキヤのマイナスモールドを用意します。これの、直径8mmのモノをヤスリで底辺部分の円周を削りこんで、底辺部の直径が7mm弱になるようにします。この直径7mmとは、ゼンマイを捲くためについている白いつまみの直径と同じになります。この直径7mmに細くしたマイナスモールドをゼンマイの捲き軸と反対側に伸びている部分に取り付けます。もちろん中心に穴を開けて、さし込み接着します。
こうすることで、バリゲーターの左側に明いている大きな穴をマイナスモールドでふさぐことができ、同時に歩くときにこのマイナスモールドが回転しているのがわかるようになります。
これはおすすめ改造です。コトブキヤのマイナスモールドは濃いグレーです。もともとの新シリーズのバリゲーターの濃い緑にも妙な違和感はないです。塗装や大きな改造をしなくても、胴体左側に空いている大きな穴に違和感を覚えるなら、ギミックっぽく見えるこうした方法でふさいでしまうのは、なかなかこれがゾイドらしさを演出できると思います。
ここまで加工したモノを仮組みします。
ここまで仮組みをすれば、今回ギミックを追加した連装砲の動き、首の左右の動き、マイナスモールドの回転が、確認できます。濃い緑の成形色にグレーの成形色のマイナスモールドが見えているのがわかりますか?
もちろん、これまでの作業で、それぞれ動きを確認しながら作業は行うわけですが、ここでしっかりと最終確認をしておきます。
塗装
塗装はグレーの濃淡で表現しました。
これらの部品は、全て明灰色で塗装して墨入れを行いました。この時点で既に貼るべきでカールは貼り済みです。
これらの部品は、ミディアムグレーで塗装の後、ジャーマングレーで、部分部分に斑点や迷彩を入れました。勝手にコンクリート瓦礫迷彩、と名付けて、市街地戦用バリゲーターをイメージしました。その後墨入れもしています。デカールは貼り終わっています。
内部ギミックとなる部品は、ミディアムグレーを塗っただけです。
もちろん、パイロットもしっかりと塗装します。