1983/2現在のカタログ

現在、確認しているもっとも古い時期のカタログ。これが最初のカタログなのか、それともこれより古いカタログがあるのか、現時点(98/9)では、確認がとれていない。

 

ビガザウロが初登場した時のカタログです。観音開きのため、ビガザウロは左右に分かれてしまっている。要は「地球人がゾイドゾーンに到達してそこにいた生物を改造し、ゾイドを作った。だから、君も地球人として、君だけの改造機械生物(ゾイド)を作ろう」とでもいう呼びかけがされている。なんとも強引な話ではあるが、当初のゾイドらしさは、こういった改造をして遊ぶというものなのだったので仕方あるまい。キャラクター化されてしまった後期のゾイドだって、いろいろ改造して遊んで欲しいものである。

 

 パワーユニットを搭載した580円シリーズのゾイドも、8種類しかない。そのうち3種類は、今回の新発売。ということは当初のゾイドは。グランチュラ、ガリウス、グライドラー、アクアドンの5種類からスタートしたという事であろうか。このころにはカタログにスペースの余裕があるので、各機械獣の特徴やテクニカルデータまでもが紹介されている。

 

ゾイドシリーズ商品が、まだ9体しかない時代のモノ。ゾイドの発展に貢献した「ゾイドバトルストーリー」の基本コンセプトとなる「ゾイドストーリー」さえも、このカタログには掲載されていない。そもそも、ゾイドは、ゾイドゾーンという太陽系の各惑星に生息していた機械生物を地球人が改造したモノである。そして、何らかの緊急事態に対して、全ての惑星から全てのゾイドが結集して事態に対処するというのがコンセプトであった。よって、帝国軍のゾイドなんてもってのほか、掲載されているわけがない。その意味では、下記のリストで、今回初登場のゾイドを共和国軍に分類するのは間違いかもしれない。

 

今回初登場のゾイド

共和国側
帝国側

ビガザウロ

ペガサロス

ゴルゴドス

ハイドッカー

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 ゾイド商品添付のカタログより転載