諏訪の森法律事務所 Lawyer SHIGENORI NAKAGAWA

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弁護士プロフィール

ごあいさつ〜毎年の年賀状から

◆あけましておめでとうございます。
昨年、長引く巣ごもりのうずうずをおさえかね、家族で山歩きを楽しみました。10月中旬、真夜中に穂高連峰岐阜県側玄関口の駐車場にたどりつくと頭上は息をのむ満点の星。この一年地上で悪戦苦闘したみんなに幸よあれと見上げ続けました。翌日もまたとない好天に、勇んで行動開始しましたが、高度感ある岩稜もすいすい先を行く娘と息子にみるみる引き離され、「独標2701m」でギブアップ。秘湯・槍身の湯で癒やしても空前の筋肉痛は1週間消えませんでした。11月に訪れた北八ヶ岳・天狗岳では、青天にそびえる天狗の「鼻」(一目でそれとわかる岩峰です)と初冠雪の高山樹林の幻想の光景に魅了され、テントで飲む「黒百合ワイン」も格別でした。酔ううちに、山岳会の先輩に連れられ山に通った新人弁護士時代が甦りました。

弁護士として扱う事件も山と似ています。一歩登れば光景が変わり、もうだめかと思っても次の一歩でまた視界が開けます。通底するのは、可能性を信じ歩み続ける大切さと楽しさです。本年も、皆さまからご依頼いただいた事件ひとつひとつに取り組んでまいります。2003年からあしかけ20年の関わりとなる「ノーモア・ヒバクシャ訴訟」と、今年いよいよ東京地方裁判所の判決を迎える「結婚の自由をすべての人に(同性婚)訴訟」への応援もよろしくお願いいたします。本年が皆様にとって幸多き年となりますようお祈りいたします。(2022年)

◆本や資料を読んでいて「これ重要」と思う時,色鉛筆を使っています。「カランダッシュ」というスイスのメーカーが使いやすく手放せません(ロシア語で鉛筆という意味だそうです)。線を引いたり囲んだり,蛍光マーカーのように塗りつぶしたり。法律の本や判決も,読みながら感動して心躍るということがあり,そんな時は重ね塗りします。事件記録も読み込むほどに色鉛筆の線が増えていきます。

  昨年は色鉛筆が大活躍でした。LGBT支援法律家ネットワークの仲間と,同性婚を求める人権救済申立に取り組みました。また,渋谷区の「男女平等多様性社会推進会議」の委員として,同性パートナーシップ証明のスタートにも関わりました。同性婚について議論したり,証明書発行のハードルを少しでも現実的なものにするために,たくさんの資料を読み,たくさん線を引きました。ノーモア・ヒバクシャ訴訟では,東京地裁で17名全員勝訴の判決をいただきましたが,今年は,全国の裁判が解決する年になってほしいと思います。

  皆様から依頼いただいた事件一つ一つに,たっぷりカランダッシュを使って今年も精進を重ねます。末筆ながら皆様のご多幸をお祈りいたします。
(2016年 年賀状より)

  

去年大そうじで出てきた長編小説「チボー家のひとびと」は、いつのまにか仕事の本に押しやられて「積ん読」状態。
今年こそ第一巻から堪能しようとおもいます。我が家のひとびとは、坂本龍一の楽譜やら古今東西の女性の伝記にはまり、サッカーに熱をあげ、うらやましい限りです。つい数週間前から、子どものサッカーの早朝練習に参加して少しだけ体を動かすことを始めました。
今年は、「原爆症認定集団訴訟」が大詰めを迎え、七生養護学校の性教育をめぐる「こころとからだの裁判」も佳境にはいります。
こころとからだを磨きつつ、今年もみなさまのお役に立てるようがんばります。
(2006年年賀状より抜粋)

自宅の一室を子どもたちに明け渡すはめとなり、ガラクタの山から、ほこりをかぶった「チボー家の人々」が出てきました。
1910年代のパリを舞台に多感な少年ジャックと周囲の人々の生き様を描いた長編小説です。(白水社刊)。権威の象徴である父や兄との葛藤、社会や思想への目覚め、幼なじみとの恋愛と性・・。高校時代、授業をすっぽかして読みふけりました。

ジャックの生きた時代は、小さな動きが積み重なって第1次世界大戦へと進んで行った時代。あの時代から今日まで、気の遠くなるほどたくさんの人々の人生が戦争によって奪われました。「今の日本とどこか似ている」と思わず言いたくなりますが、”時代をつくるのは今を生きる私たち+子どもたち”。今年も、みなさまからご依頼いただいたさまざまな案件に取り組みながら、"Day Dream!"「夢をみなさい」、"Never say Never!"「不可能と言ってはいけない」を座右の銘にがんばります。
(2005年年賀状より抜粋)

2003年8月、原爆症認定裁判に加わりました。爆心地から2キロ以遠で被爆した人、原爆投下後家族を捜して爆心地に入った人たちは、どんなに激しい急性症状にみまわれ癌に冒されようと原爆症と認定されない・・そんな認定制度に挑む裁判です。率直に意見をぶつけあい力を出し合う、勝つための弁護団が魅力です。

2003年12月、石原都知事と教育委員会の性教育バッシングに対して、弁護士会に人権救済の申立をしました。「性教育は子どもの人権」を合い言葉に、教員、保護者、研究者、支援者が心をあわせわずか10日間で2000名を超える申立人が集まりました。どちらの事件も、弁護士として、人間としての自分を鍛えてくれるものと確信しています。

「平和とは、戦争の無い状態を言うのではありません。平和とは行動です。」
2002年コスタリカ共和国から来日したカレン・オルセン女史の言葉です。コスタリカは軍隊を捨て、その代わり積極的に平和を輸出する「行動」を精力的に行っています。この中米の小さな国の壮大な夢と実験に大きく心を動かされました。
(毎年の年賀状より抜粋)


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