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Linux install to ThinkPad

○インストール開始

FIPSでパーティションを切ることを考えると,まずはLinux本体の領域が必要となる.さらにswap領域というものを搭載RAM容量分程度は別途確保する必要がある.今回,私はWindows98SEを2つ入れて別環境を用意する必要もあったため,Win98×2+Linuxという変則的なトリプルブート環境を構築した.もちろん,これにはMBMという起動ユーティリティに負うところ大である.およそ12GBのハードディスクを,6.4GBのメインWindows98SE,2.5GBのサブWindows98SE,3GBのLinux,100MBのLinux Swapというように4つのパーティションに切った.これが後の失敗の始まりだったのだが,それは後ほど.

Vine Linuxのインストール方法にはいくつか種類がある.

一つは,ISOイメージから作成したCD-Rディスクがブータブルなので,BIOSの設定で最初の起動デバイスにCD-ROMドライブを指定するというのがある.最近のデスクトップマシンであれば,たいていはこの方法が使えるので便利だ.

次にハードディスク上に展開したファイルからインストールするための方法で,Windowsからloadln.exeというユーティリティを使って開始する方法や,起動フロッピーから開始する方法などがある.ハードディスク上といっても,Windowsのパーティション以外に既にLinux向けのext2というフォーマットがあれば,それはそれでOKである.

さらにT1以上のブロードバンドを持っていれば,FTPインストールという方法も可能である.まあ,LAN内部のサーバからネットワークインストールでも良いのだが.

今回はThinkPadというノートパソコンにインストールするのであるから,CD-Rディスクからのブータブルという方法はとれない.そのため,起動フロッピーを作成することにした.以下は,フロッピーディスクドライブがA:であり,CD-RディスクもしくはインストールファイルがE:ドライブにあることを前提にMS-DOSプロンプトでのコマンド操作を記述したものである.

C:\windows>e:
E:\>cd dosutils
E:\>rawrite.exe -n -f ..\images\boot.img -d a:

ところが,最初に試みたWindowsのパーティションに展開したインストールファイルを使用したインストールが,どうしても読み込めないために断念せざるを得なくなった.インストールの途中でエラーメッセージが出てしまい,終了してしまうのである.

仕方なく,自分の持っているCD-R/RWドライブはPCMCIAのCardBusモードと16ビットモードの両方をサポートしているので,どちらか使えないか賭けてみることにした.ちなみに,私のCD-R/RWドライブは,既に生産終了品だがDuo ATA PCカード標準添付のI/OデータCDRWP-AX4420 (http://www.iodata.co.jp/products/cdrw/cdrwrpax4420.htm)である.

これを利用するために起動フロッピーを作り直す.先ほどの"boot.img"を"pcmcia.img"に置き換えてやればOKである.結果オーライながら,うまくCD-ROMドライブとして認識してくれた.成功である.

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