ディストリビューションの選択

Linuxは共通部分のカーネル以外のソフトウェアをパッケージングしたディストリビューションを選択してインストールする．世界的にはDebian, Slackware, RedHatという3つのディストリビューションがメジャーである．

Linuxの3大ディストリビューションのうち，RedHatの企業ユースでの採用が進んでいる．日本においては日本語化が一つの鍵となっており，Turbo LinuxがRedHatベースの商用ディストリビューションとしてメジャーになっている他，今回のVine LinuxもPJEと呼ばれるボランティアベースのディストリビューションとして有名になっている．

RedHat日本語版については，LASER5とのパートナー契約破棄のごたごたが後を引いて最新版の日本語ローカライズは後退したかのようにも見られている．今後の動向については，Vine Linuxの開発プロジェクトチームがRedHat日本語版の開発支援に動くことが発表されているため，いわばRedHatの今後のバージョンで反映されるローカライズが既にVineでは実現されているということが言えるだろう．

Vine Linuxの最新情報は，Webページ(http://www.vinelinux.org/)を参照すると良い．