7. 旅 行 ア ル バ ム (30)


リゾートしらかみで行く「JR五能線の旅」

「絶景かな、絶景かな、『みちのく温泉』夕日旅」


    以前から是非行ってみたい温泉に青森県の「黄金崎不老ふ死温泉」があった。

  JRの「大人の休日倶楽部会員限定 JR東日本乗り放題パス」という超格安企画商品が
  発売となり、秋田、青森の西海岸を走るローカル線「五能線」の旅が身近になった。

  そしてこの旅での大発見は、「みちのく温泉」と「十三湖」、「黄金崎不老ふ死温泉」
 を巡る、格安でありながら「大人の休日倶楽部会員限定の最高級の旅」の可能なことで
 あった!

 今回の「大人の休日倶楽部会員限定 JR東日本乗り放題パス」は、下記の要領で実施された。
  
      ■発売期間■  平成18年4月15日〜平成18年5月24日 
        きっぷの有効期間開始日の1箇月前から前日までの窓口営業時間内にて。         利用日当日の発売はなし。
      ■有効期間■ 1日間

      ■利用期間■ 平成18年5月15日〜平成18年5月25日

      ■設定区間■ 東日本全線・函館フリーエリア

      ■販売価格■ 大人 6,000円(1泊2日旅行は、この「きっぷ」を2枚購入 すればよい。)

     【注】その後、2006年6月下旬〜7月上旬にかけて、更に格安な3日間フリ        ーで12000円の「大人の休日倶楽部会員限定 JR東日本乗り放題パス」が 発売されることとなった。     《JR東日本「大人の休日倶楽部会員パス」》の公式情報はこちら!
    
   
   【ご注意】      次の2006年6月下旬〜7月上旬にかけて実施の「大人の休日倶楽部会員限定 JR東日本乗り放題パス」でも同じことだが、人気の旅館、JRきっぷは、早目 に予約しないと満員になる。
五能線のリゾートしらかみは、きっぷの発売日【4月15日】の夕方4時には、 秋田新幹線経由でいくリゾートしらかみ(下り)は全て満員となった。止むを得 ず、八戸、青森経由の「上り」のしらかみで行くことにしたが、これも、青森 〜川部間はどなたかがきっぷを購入していて、この区間は普通電車で先回りし て川部駅に行き、リゾートしらかみに乗り継ぎするという裏技を使って実現し          た。
      きっぷは発売日の朝、緑の窓口が開くと同時に購入されたい。     又、きっぷが買えても旅館の予約が不安というケースがある(今回の私の旅   の場合、きっぷが取れる前の4月20日頃「黄金崎不老ふ死温泉」に電話し      たら、既に5月〜6月は平日も総て満員で、別の旅館「みちのく温泉」に予           約した次第であった) 。・・・早くから予約できる旅館の方を可能な限り早           く予約されたい!








◆◆◆◆◆ ご あ ん な い ◆◆◆◆◆


◆【交通・往復】電車+バス+徒歩(十二湖めぐりウォーキング)

《リゾートしらかみ(青池)》
◆往路【1日目】は、「大宮駅」〜「ウエスパ椿山駅」〜「みちのく温泉」 ◆往路 2006.5.21   大宮駅(埼玉県)発0922(JR東北新幹線はやて9号)→八戸着1203/乗換え/     八戸発1216(JR東北本線特急スーパー白鳥9号)→青森着1315/乗換え/青 森発1350(五能線リゾートしらかみ4号)→ウエスパ椿山駅着1644/「みち     のく温泉」の送迎バスに乗車=約5分/1650「みちのく温泉」着
   【注】実際は、青森〜川部間は、普通列車利用だったが、通常は上記の通り。
      ・・・ウエスパ椿山駅に「リゾートしらかみ」が到着する時間に合せて 「みちのく温泉」の送迎用バスが来ている(要予約)。


「東北本線終着駅・青森駅」で乗り換え
 
《青森港から「下北半島」を望む》      東北本線終着駅の「青森駅」で1時間弱の時間が合ったので、      港に行ってみた。遠くに大きな白い船が浮かび、その後ろ      に巨大な陸地が見えた。北海道ではなく「下北半島」だ!

「五能線」旅情・車窓風景
《八戸駅の駅弁「左=八戸小唄寿司」、「右=菊ずし」》     「八戸小唄寿司」は、全国駅弁コンテストで堂々第1位に輝く駅弁。     「菊ずし」は、世界食品コンテスト(モンドセレクション)金賞受賞。

《津軽富士「岩木山」》 「岩木山」は「津軽富士」の名で青森県人には親しま れ、津軽のどの地からもその姿が見られるという。
《五能線西海岸の景勝地》     「五能線」は、鯵ヶ沢駅を過ぎ、陸奥赤石駅〜千畳敷駅〜深     浦駅辺りにおいて、入り組んだ日本海沿岸を走る。そこには      奇岩や小島、複雑な地形の陸地が見え隠れする景勝が続く。
◆【2日目】の観光は、「十二湖巡りハイキング」と「黄金崎不老ふ死温泉」    ◆2日目 2006.5.22

《五能線西海岸の景勝地》     「十二湖巡り」の出発点に選んだ「日本キャニオン」近くの「八景の池」
◆「十二湖巡りハイキング」 2006.5.22   起床0600 →食事0730 →「みちのく温泉」出発0840 →「ウエスパ椿    山駅」着0845/乗り換え/路線バス「弘南交通バス」(奥十二湖駐車場    行き)発0855 → 日本キャニオン着(下車)0925/(トイレ休憩)/0935    出発 → 八景の池 → 二ツ目池 → 王池0945(5分散策) →    越口の池1005(「ビジターセンター」見学/幻の魚「イトウ」幼魚場見    学1040まで) → 1040出発 → 十二湖庵1050(「沸壷の名水」で立    てた抹茶サービスあり。有料=志し程度)/1105出発 → 沸壷の池1110    → 【落口の池に引き返した】 → 落口の池1120 → 挑戦館(休憩    所)1125/(5分休憩。売店あり)/1130出発 → 鶏頭場(けとうば)の池    1135着/(湖畔の「東屋」まで降りた)/1140出発 → 青池1145/1155    リフレッシュ村着1205/(昼食25分間)/1300出発 → 挑戦館着1330/    (弘南交通路線バス待合せ)/1415発 → 「不老ふ死温泉」着1500

《「十二湖」最大の名所「青池」》     「十二湖」の中でも最も神秘的なコバルトブルーの「青池」
   

《「黄金崎不老ふ死温泉」の露店風呂》     「不老不死温泉」のパンフレットから抜粋。      左=混浴露天風呂。右=女性用露天風呂。
                【注】入浴休憩(1500〜1800まで)/不老ふ死温泉の送迎バス発1810                    → 「ウエスパ椿山駅」着1820【1833着の「リゾートしらかみ」                    の送迎バスで着て、この駅からは「みちのく温泉」の同じ列車                    の送迎用バスに乗り換える。】1835「みちのく温泉」の送迎バ                    ス出発 → 1840「みちのく温泉」着                          ・・・・1900頃〜1920頃、夕日の撮影                    ・・・・1930頃〜夕食

《「みちのく温泉」の日本一大きい水車》
                夕食の前に水車を見ていたら、水車の左奥にかすかに夕日が見えたの                 で、夕日の眺めのいい場所を仲居さんに聞いて行ってみた。                 ・・夕日の写真は、後半の「写真で見る『五能線の温泉』(青森県)」                   →『みちのく温泉』」参照。 ◆復路【3日目】は、「みちのく温泉」〜「ウエスパ椿山駅」〜「大宮駅」 ◆復路 2006.5.23   起床0600 →食事0730 →出発1050 →「ウエスパ椿山駅」着1100     【この日、大雨で五能線が上下とも大幅に遅延】     1109「ウエスパ椿山駅」発の「リゾートしらかみ」は、1220発!     → 秋田駅で「秋田新幹線こまち」に乗換え【予定外のこまちに 飛び乗った】→ 大宮着1820頃到着【疲れて、記録があいまい!】

《大雨で、1時間も到着の遅れた「リゾートしらかみ」
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【十二湖の見所】 △津軽国定公園「十二湖」                  十二湖は江戸時代・宝永元年(1704年)の大地震                  によって沢が堰止められ、地盤が陥没して形成さ                  れたといわれている。                  その時できた池は33個であるが、当時崩山(くず                  れやま)の頂上から調べてみると、十二個の池が見                  えたことから、「十二湖」と呼ばれるようになった                  のだという。                  小さい池は森の中に隠れ、大きな池だけが十二個見                  えたものである。                                   十二湖は780ヘクタールという広大な森が本来の姿                  のまま保護され、植物の種類の豊富さは全国的にも                  稀に見るものとなっている。                  【注】正確には、世界遺産の白神山地には含まれず、                    白神山地の隣接地である。                  「十二湖」の中で最も有名な池は「青池」。                  この「青池」は、全国でも珍しく、青インクを流し                  込んだように真っ青な湖水を湛えていて、この不思                  議な池をじっと見つめていると、吸い込まれそうな                  ほど美しく神秘的なものを感じる。                                   「十二湖ビジターセンター」、「十二湖庵」(名水                  「沸壷(わきつぼ)の水」が飲用できて、抹茶のサー                  ビス(料金=志し程度))、「奥十二湖挑戦館」、「レ                  ストラン北欧館」などの施設がある。                 
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◆温泉データ 「みちのく温泉」 ※ 住所 青森県西津軽郡深浦町舮作字鍋石76-2  ※ 電話 問合せ先 0173-75-2011「みちのく温泉」 ※ 営業時間 (日帰り入浴)10:00〜20:30(宿泊客の入浴は05:00〜23:00) ※ 休業日 無休 ※ 施設 内湯:男女各1、 露天風呂:男女各2(離れの露天風呂がよい!)    ※ 宿泊 1泊2食10,000円〜(消費税別、入湯税150円) ※ 入浴料  450円(日帰り入浴) ※ 交通 JR「ウエスパ椿山駅」及び「艫作(へなし)駅」から送迎バスあり。   【注】送迎バスは必ず予約し、当日確認のこと。 ※ セールスポイント          ・大浴場は、60度の温泉を源泉掛け流し(加水、加熱なし)。 ・海側の部屋、及び離れの露店風呂から日本海と夕日が見れる。           【注】部屋は1泊2食付、10000円からだが、12000円の部屋             を予約して、予約時に「海の見える部屋をお願いします!」             と申し出ること。10000万円の部屋は山側になることが一             般的のようだ。・・・明確に確認したわけではないが、他             のホームページで「海が見えない!」等と、いろいろ批判             的なことを書いている人は、山側の部屋に泊まったのでは             ないだろうか?          ・日本温泉協会の調べでは、「みちのく温泉」が日本でもっとも           炭酸含有量の高い温泉であるという。炭酸含有量が多いと、炭           酸ガスの効果で毛細血管が広がり肌の新陳代謝を活発にしてく           れるため、美肌づくりにはとてもいいとのこと。また高血圧や           便秘にもいいという。          ・八重桜の木が沢山植えられていて、2006.5.21〜23は、お花見に           ピッタリの時期だった。例年は10日ほど早いらしい。こんな           素晴らしい花見の時期に宿泊できた私は、海も見えたし夕日も           堪能!・・・「黄金崎不老ふ死温泉」よりも、私は、桜の時期           なら断然「みちのく温泉」の方がお薦めだ。海だけ眺める「黄           金崎不老ふ死温泉」より、山あり海あり、五能線の列車も風呂           や部屋から眺められる「みちのく温泉」はバリェーションに富           んでいて、私好みの温泉であった!!・・・風呂は、温いのが           好きな私には、5月という時期に、38度くらいの温泉は、丁           度よかった。超ぬる目の温泉が好きだという人にお薦めである。
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◆温泉データ 「黄金崎不老ふ死温泉」    ※ 住所 青森県西津軽郡深浦町大字舮作字下清滝15  ※ 電話 0173-74-3500 「黄金崎不老ふ死温泉」 ※ 休業日 無休 ※ 施設 内湯(男女別)、露天風呂(混浴、女性用/女性専用が別にある) ※ 宿泊 1泊2食 10,650円 (うち消費税500円、入湯税150円)〜 ※ 日帰り入浴 大人 600円(※ 利用時間=8:00〜20:00)    ※ 交通 JR「ウエスパ椿山駅」及び「艫作(へなし)駅」から送迎バスあり。   【注】送迎バスは必ず予約し、当日確認のこと。  ※ セールスポイント ・日本海が目の前に広がる、海岸と一体化した、絶景の露天風呂。      名物の海辺の露天風呂は日本海に面し、潮騒を聞きながら、美しい夕陽      を眺めての入浴が楽しめる。         ・サウナや日本海パノラマ展望風呂もある。     ・午後2時までなら、日帰り客も総ての温泉に入ることが出来る。      【注】午後2時過ぎは、「海辺の露天風呂」と「大浴場」に限られる。









§写真で見る『五能線の温泉』(青森県)



◆ 『みちのく温泉』(青森県)


「みちのく温泉」の玄関

「みちのく温泉」へは、新幹線利用でも、八戸、青森経由だっ
たために、大宮駅〜ウエスパ椿山駅間で、合計7時間22分
もかかった。遠くまで来た分だけ、世俗を離れるのにはよい。


みちのくの 掛け流しの湯で 目を洗う



「みちのく温泉」の海の見える部屋から日本海を望む

「みちのく温泉」に泊まる前に、いろんなホームページを調べたら、なかな
かよいことも沢山書かれているが、中には、「お湯が温い、お客対応が悪い、
海が見えない。」などと辛らつな意見もあったが、私は総て問題なしだった。


日本海 桜に夕日 みちのくの湯
       
みちのくの湯  桜に海に 五能線
            



「みちのく温泉」からは山も見える


こんなによく海も山も桜も見えて、本当によい宿だと実感した。

桜咲く 五月の海を 部屋で見る

大満足 絵に描いてみた この景色



「みちのく温泉」男子露天風呂(離れの露天風呂)


海側の部屋から外を見ると、日本海、山、桜の花、五能線の線路
と、旅情を駆り立てる総てがこの宿にはあると知らしめてくれた。


温くても 湯上り温い 温泉の価値




「みちのく温泉」男子露天風呂(離れの露天風呂)


男女とも、内湯に隣接した露天風呂は貧相だが、離れの露天風呂
は男女とも一浴の価値がある。温くても何でも入ってみてほしい!
日本海、山、桜の花、五能線の列車が宿の敷地内を真近かに走る。
こんな、素晴らしいロケーションの露天風呂は他にあるだろうか?


海を見て 列車待ちつつ 温湯よし




「リゾートしらかみ」が敷地内を走ってくる!


五能線の線路が「みちのく温泉」の敷地内を走り、露天風呂への出口には五能線の、
「上り」、「下り」の時刻表が貼ってあった。朝に夕に時刻を確かめて写真を撮った!
しかし、一度目は、他のお客と話し込んでいて失敗。二度目は下り列車が草木の中か
ら突然現れて、又もや失敗!これは三度目の正直って奴の早めのシャッターの写真!


湯けむりや リゾートしらかみ 走り抜け




「みちのく温泉」の内湯


「みちのく温泉」の源泉の温度は、なんと60度もあるという。
その高温の天然温泉を加水なしで「内湯」に注いでいる。宿の自慢
はこの「内湯」。飲用も出来る。飲めば胃腸に効き、洗顔で美肌の
白美人に!目洗いで眼病にもよいという。鉄分を多く含んだ赤いお
湯は、遊離二酸化炭素の含有量が日本一だといわれる(ほう酸泉)。


掛け流し 60度加水なしの 檜風呂




「みちのく温泉」の貸切家族風呂(宿泊者無料)


「みちのく温泉」の貸切家族風呂は予約制。宿泊予約の際に予約のこと。
今回は、連泊したので、特別に2日目に撮影のためにお湯を入れて頂いた。
家族風呂として2室ある。大きなハンドルが廊下にあって、湯量を調整して
60度の高温の温泉を予約の時間に入れるような温度に冷ましているようだ。
予約の時間に行ってみると、雲母のようなほう酸が湯面に沢山浮いていた。


濃厚な 源泉そのまま 家族風呂




「みちのく温泉」の夕日をみるお客さん


「みちのく温泉」の離れの露天風呂の女湯の左側を50mほど左に行ったとこ
ろに夕日のビューポイントがある。 こんな素晴らしい場所を知ったのは、私が
日本一の大水車の脇の木立の中に沈みゆく夕日を見に行って、仲居さんと夕日
の話をして、「それならもっとよい場所がある。」と案内してもらったからであった。
本当に素晴らしい夕日ビューポイントだ!宿ではもっと積極的に素晴らしい夕日
のPRしたらよいのにと思う。だが、女将さんの話だと、このときの夕日の出来は
40点で100点満点の大きな夕日は、9月20日頃になるというのである。それにして
も、この素晴らしい夕日を見ないで夕飯を食べていた人が何人かいたのは、どう
考えてももったいない! 読者の皆様、機会があったら是非夕日をご覧下さい!


夕日見る 泊まりの客の のどけさや




「みちのく温泉」の旅館内敷地内から見る夕日


「みちのく温泉」の海側の部屋、露天風呂から、そして夕日のビューポイントからと、
2日間何回も夕日観察した。この場所(上記の写真の説明参照)は、本当に素晴ら
しい夕日観察の場所である。海があり、山があり、緑の松があり、桜の花もあった。
刻一刻と日本海に溶込んでいく夕日。見物客が息を止め、そしてため息が漏れて・・
・・。宿の女将さんには、こんなのはまだまだ序の口かも知れないが、田舎育ちなが
ら今では都会者の私には感動の連続だった!9月20日頃の夕日も是非見てみたい!


みちのくの 夕日沈めて 日本海




「みちのく温泉」の夕食(初日)


「みちのく温泉」の夕食は、品位といい、ボリュームといい、丁度よい。
1泊2食12000円で、満開の桜の庭に招かれて、素朴なそれでいて品のある料
理に、泉質の抜群な温泉。 これで文句をいうならバチが当たろうというものだ。


みちのくの 湯宿の料理に うなずきて



「みちのく温泉」の夕食(二日目)


二日目の夕食も大満足! 写真では、箸の上にコースターに載って麦茶の
ようなものが写っているが、実は後でここには「茶碗蒸し」が運ばれて来た。
「なまこの酢の物」、「あわびの酢の物」などが、新鮮で美味しかった。


連泊の お客にうれしい 海の幸








◆ 『黄金崎不老ふ死温泉』(青森県)



「黄金崎不老ふ死温泉」の看板(海辺の露天風呂)

2006.5.22 憧れの「黄金崎不老ふ死温泉」の看板が見えた。 今まで、
ひょうたん形の露天風呂の写真ばかりを見て来たから、新鮮に思えた。


不老ふ死 訪ねて遥か 訪ねけり



「黄金崎不老ふ死温泉」海辺の露天風呂の全景

なるほど、なるほど、こうなっていたのか!!

海岸の 露天やいかに 不老ふ死



「黄金崎不老ふ死温泉」入口

いよいよ、名物の「あの露天風呂」の入口に来た。

塩の香や 海辺の露天 近付けり



「黄金崎不老ふ死温泉」海辺の「混浴露天風呂」

「混浴露天風呂」といっても、隣には女性用の露天風呂がある。わざわざ、形が
「ひょうたん形の露天風呂」でないと嫌だと、混浴に入る女性がいるのだろうか?


黄金色 ひょうたん形の  露天風呂



「海辺の混浴露天風呂」に入る

名物の「ひょうたん形の露天風呂」、平日の午後3時過ぎのため、
30分くらいの間に、私の他男性客が3人出入りしただけだった。
一人となり貸切りに近い気分のときもあり、実に気持ちよかった!


夕日まで 間のある露天 日本海



「海辺の露天風呂」(パンフレットより転載)

左が「混浴の露天風呂」、右は「女性用露天風呂」である。「黄金
崎不老ふ死温泉」のパンフレットによれば女性用は丸いようだ。


荒海の 穏やかな一日 稀のこと



「黄金崎不老ふ死温泉」の内湯

「黄金崎不老ふ死温泉」の内湯(大浴場)は、海に面して非
常によい場所にあるのだが、目線の丁度目の前の部分が
曇りガラスにしてあって、海を見るには具合が悪かった。


海を見て 旅の疲れも 流れ落ち








§写真で見る『十二湖』(青森県)



「八景の池」

「八景の池」は、今回私が『十二湖』巡りをした際の、出発点の
すぐ近くにある。「みちのく温泉」 →「ウエスパ椿山駅」でバス乗り
換え→「日本キャニオン」着(下車) →すぐに「八景の池」である。


十二湖を 歩いて巡る まず一歩



「王池」看板

「八景の池」→「二ツ目池」→「王池(西湖)」・「王池(東湖)」
の順に歩いた。「王池」は西湖と東湖によって出来ている。


王池や 大きな池に 緑なす



「越口の池」

「越口の池」の水の豊かさは、『十二湖』の中出色であった。


満々と 水たたえたる 越口の池



「越口の池」の「イトウ養魚所」にて

「越口の池」のすぐ側に、幻の魚「イトウ」の養魚所があった。 赤い魚が
「イトウ」。灰色の魚影が多い中、この「イトウ」は大きくて何故か赤かった。


幻の イトウ育む 十二湖の水



「沸壷の名水」

「沸壷の池」の近くに「沸壷の名水」が流れている。「十二湖庵」の
脇である。「十二湖庵」では、抹茶のサービスがある(志し程度) 。


名水で 抹茶頂く 余裕かな



「沸壷の池」の看板

「沸壷の池」は、「十二湖」の中で「青池」についで人気の池。「青池」と
同じように青みがかった色の池であるが、「青池」よりやや緑系統の色。


沸壷の 看板見つけて 一休み



「沸壷の池」

「沸壷の池」では、ほとんどの人が写真を撮る。
「青池」は、もっと凄い青さなのかと心ときめく!


沸壷の 池は色濃い 青緑



「鶏頭場(けとば)の池」の看板

「鶏頭場の池」は、独立した池の中で一番大きい。


十二湖の 鶏頭場の池に 降りてみる



「鶏頭場(けとば)の池」

「鶏頭場の池」には、数少ない東屋がある。「鶏頭場の池」の
看板より手前で分かりにくい道だが、アスファルトの道路上の
「案内人」の受付の机のすぐ脇の道を降りていくと東屋がある。


鶏頭場の 池の東屋 風情あり



「大町桂月の句碑」(鶏頭場の池湖畔)

「鶏頭場の池」の湖畔に、明治・大正の紀行文作家、登山家「大町桂月」の句碑を見つけた。
「桂月」は大正11年この地を訪れ、「西海岸の風光は十二湖をもって第一とす。」と激賞した。
実は先日「大町桂月」の句碑に、塩原温泉の共同浴場「もみじの湯」の入り口でも出くわした。
このときの句は筆写し忘れた。彼はあちこち旅をして、小説は1つも書かず紀行文を多く残し
ている。晩年「十和田湖」及び十和田湖の近くの「蔦温泉」をこよなく愛し、終の棲家とした。


山の中 三十三湖 紅葉哉(大町桂月)

水の色 十二湖数えて 若葉哉(黒田(温泉))




「青池」の看板

「青池」は、十二湖中最も人気の高い池である。

十二湖の 真打登場 青い池



「青池」

コバルトブルーの水をたたえる「青池」だが、実は季節や天候でいろんな色に変
化するという。この日の水は天候にも恵まれて、神秘的なコバルトブルーだった。


青池や 水の碧さの 気高くて



「ブナ原生林」

十二湖巡りのルートで「青池」から「十二湖リフレッシュ村」に向か
う最初の所に「ブナ原生林」があった。しかし、それほど見応えがあ
るとは思えずおなかも空いていたので、ここは横目で見て通過した。


十二湖の ブナの林の 若葉かな



「レストラン北欧館」

十二湖巡りにおいて、途中でちゃんとした食事をしたいと考え
たら、おそらくこの「レストラン北欧館」でしかできないと思う。


北欧館 ちょうど昼時 大休止









◆ 『十二湖湖畔の植物』(青森県)




「フデリンドウ」

「フデリンドウ」をはじめ、このホームページで紹介する植物の写真は3
枚とも「鶏頭場(けとば)の池」の「東屋」に降りていく道の脇で撮影した。


フデリンドウ わずか一輪 十二湖に咲き



「チゴユリ」

「チゴユリ」は数株「鶏頭場(けとば)の池」の
「東屋」に降りていく道の脇に咲いていた。


チゴユリの 可憐な花の しおらしさ



「アマドコロ」

「アマドコロ」も大体同じ場所にあった。群生に近いくらい沢山咲いていた。

アマドコロ 小さな房の 髪飾り

■アマドコロ
  http://members.stvnet.home.ne.jp/kubookada-k/amadokoro.html

  ※ナルコユリとよく似ている。
   http://members.stvnet.home.ne.jp/kubookada-k/narukoyuri.html








◆お世話になりました 『JRウェスパ椿山駅』(青森県)



「JR五能線 ウェスパ椿山駅」

「JR五能線 ウェスパ椿山駅」という駅名は、今回旅行するまで知らなかった。
「JR五能線」の「リゾートしらかみ」で「不老ふ死温泉」又は、「みちのく温泉」、
「十二湖」に行くには、旅館の送迎バスと弘南バスという路線バスをフルに利
用しないと身動きできない。それらのバスの乗り継ぎ場所として重要な駅である。


忽然と ウェスパ椿山駅 出現し












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