7. 旅 行 ア ル バ ム (31)


アルペーンルートで行く「黒部・立山の旅」

2007.8.5 〜 8.6

「立山や 室堂雄山 夏景色」



    
  私にとって、アルペーンルートを利用しての「黒部・立山の旅」は長年の憧れの旅であった。  

   2007年夏、クラブツーリズムさいたまの「たびともバスツアー」の案内冊子8月号が届いて、
 とても格安な企画が載っていた。
  『5食付!アルペンルート「室堂」散策3時間 トロッコ電車と美肌の温泉「立山国際ホテ
 ル』である。

  他の旅行会社の同程度の企画旅行より、1万円くらい安い29980円〜とあった。
  私は夏休みを8/5(日)〜8/6(月)で予定していた。この日程では32980円とあった。

  一般的に、お盆や正月休みでもなければ日曜日の泊まりは格安の平日料金である。 
  この企画も、6段階の料金設定で私が選んだ日は安い方から3番目である。最も高い料金は、
 37980円とある(お盆、紅葉の10月3連休など)。

  この旅が格安なのに魅力的なのは、景観の素晴らしい「立山室堂」で「自由行動3時間の散
 策」が出来ることである。これは類似のパック旅行では最長時間であると書いてあった。
  初日に、富山県側の宇奈月駅〜トロッコ電車で「鐘釣温泉」へ行き、引き返して立山泊。
  2日目にアルペンルート経由で「立山」〜長野県側の「扇沢」と行く。
  バスは、乗客を「立山駅」に送ったあと、一路「扇沢」に回送される。

  他のコースのように、初日に「扇沢」〜「立山室堂」と行き、「立山室堂」泊ならば早朝の
 アルプス風景が天候の安定している朝の内(雲の出る前)に楽しめるから、比較的天候のハズレ
 が少なくなると思われる。

  しかし、今回の「旅」でも、私の「無類の晴れ男」振りが発揮されたなら、この旅は大当た
 りというものだ!
  ・・・果たして?

    《クラブツーリズムさいたまの「埼玉発バスツアー》の公式情報はこちら!    










◆◆◆◆◆ ご あ ん な い ◆◆◆◆◆


◆【交通・往復】観光バス+トロッコ電車

《トロッコ電車(黒部峡谷鉄道)》
◆往路は、「さいたま新都心駅」〜「宇奈月駅」〜「立山山麓温泉・立山国際ホテル」  ◆往路【1日目】 2007.8.5   さいたま新都心駅(けやき広場のデッキ上集合0910)0940発(日の丸自動車     のバス)→川越I/C0840/0850→佐久平I/C1020/1035→黒部I/C1310→アル     ペン村1315/1335→(黒部峡谷鉄道)宇奈月駅1350/乗換え/(トロッコ電車)     宇奈月駅1410集合/1414発〜鐘釣駅着1515頃。     ※鐘釣駅周辺観光 = 鐘釣の「万年雪」(展望台から。)、鐘釣温泉旅      館の「足湯」、鐘釣温泉河原の露天風呂(時間の都合で、「河原の足湯」      のみ体験)・・・所要時間約往復30分。     ※鐘釣駅集合1610/1621発(トロッコ電車)〜1716宇奈月駅着     ※(バス)宇奈月駅発1740→「立山山麓温泉・立山国際ホテル」着1800

黒部峡谷鉄道の「トロッコ電車」
 
《「トロッコ電車」のすれ違い》      対向車は屋根付き車両のみの普通車両である。私たちの乗      った電車は屋根のない「トロッコ電車」も連結している。


鐘釣温泉「河原の露天風呂」の風景
《鐘釣駅から徒歩15分の鐘釣温泉「河原の露天風呂」》      鐘釣温泉「河原の露天風呂」は、真夏の晴れた日なら      いたるところに温泉が湧いていて、無料では入れる。


宿泊は「立山山麓温泉・立山国際ホテル」
 
《「立山国際ホテル」の大浴場》      美人の湯といわれ、つるつる感のあるなかなかよい温泉だった。      残念ながら露天風呂はなかった。内湯大浴場は男女各2個あり。


◆【交通・往復】観光バス+「アルペンルート」の各種乗り物+徒歩+観光バス

《「アルペンルート」には「一部徒歩」の所あり!》      黒部ダムの上は88歳のお婆さんも歩きです。約15分。      ダムの展望台経由は約30分の健脚コースだった。


 ◆【復路】は、「立山国際ホテル」〜「アルペンルート」〜「さいたま新都心」    ◆2日目 2007.8.6     立山国際ホテル発0745→立山駅0755/0805→美女平0830→立山・室堂0920     【自由行動・室堂平散策】/室堂発1240→大観峰1250(トイレ・眺望見学)     /1320発→黒部平1330頃(【注】ケーブルカー待ち30分)/1410発→黒部湖     1415〜徒歩(15分〜30分)〜1445黒部ダム着/1450集合→1515扇沢着/扇沢     発1530→さいたま新都心着2045

「称名滝」

《落差日本一の名瀑「称名滝」》     「立山高原バス」で「美女平」〜「立山・室堂」に向かう。この区間     の最大の見どころは、350mの日本一の落差を誇る「称名滝」である。


「室堂平散策」

《「室堂平散策」》     室堂平には、日本一が3つもある。その1は、日本一高い     ところにある駅「室堂ターミナル」。標高2,450mにあ     り公共の乗り物駅としては最も高いところにあるという。     その2は、日本一の標高にある温泉「みくりが池温泉」。     標高が2,410mという超高所温泉。泉質は単純硫黄泉。     その3は、日本一古い山小屋「立山室堂」。国の重要文化     財で現存する山小屋では、日本最古という建造物である。
    2007.8.6この日はロープエィイの「大観峰駅」の駅員さん     が話していたように、一年に何度もないという好天だった。     正に「天下無類の晴れ男!」のジンクスは今回も続いた。      ■立山については、下記のホームページでの紹介が詳しい。      「立山黒部アルペーンルートを往く」      http://www6.plala.or.jp/ebisunosato/tateyama1.htm


「立山室堂」

《「立山室堂」は立山に登拝する宗教登山者の基地》     室堂は立山黒部アルペンルートのコース上にあり、立山や剱岳の     登山の拠点となっている。 本来『室堂』とは室堂ターミナルから     徒歩10分ほどのところに建つ、現存する物としては日本一古い山     小屋とのこと。この辺一帯の地名としては「室堂平」が正しい。


「みくりが池温泉」

《日本一高い所にある温泉「みくりが池温泉」》     「みくりが池」の畔にあり、標高2,410m。     正に日本一の超高所「雲上の温泉」である。




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    【室堂平の温泉など】       △3軒の宿とお風呂          ■私が入った「みくりが池温泉」は立地条件がよく(神秘的な「み           くりが池温泉」の畔)、温泉も硫黄泉で乳白色で素晴らしかった           が、風呂の窓が開かず、展望はイマイチであった。               http://www.mikuri.com/index.html                           ■「雷鳥荘」のホームページを見た。           「展望浴室」からの眺めは素晴らしいように感じた!              http://www.raichoso.com/shisetu.html          ■「立山室堂山荘」も温泉ではないが、「雄山」が真正面に見える           「展望風呂」が魅力的だ!              http://www.murodou.co.jp/index.htm            しかし、どこも日帰り入浴できるようだから、今度行ったらど           こかに宿って3か所入浴したいものである。                  




◆温泉データ 「鐘釣温泉」(河原の露天風呂) ※ 住 所 富山県下新川郡宇奈月町国有林鐘釣  ※ 電 話 0765-62-1103 (鐘釣温泉旅館) ※ 休 業 日 無休 ※冬季(11月から4月上旬まで)は利用不能 ※ 施 設 露天風呂(混浴、利用者が勝手に河原に石を積んで入浴) ※ 日帰り入浴 無料(パンフレットに入浴、見学、撮影は16:00迄とある)    ※ 交 通  黒部峡谷鉄道「鐘釣駅」下車徒歩約15分。           黒部峡谷鉄道のトロッコ列車で「鐘釣駅」で下りて、上          流方向に少し行ってから河原に下りる。       ◎マイカー:始発駅「宇奈月駅」に駐車可(駐車料1日900円) ※ セールスポイント ・黒部川の上流の清い流れの浅瀬にある「天然の手作り露天風呂」。              ・7月の中頃ならば、夏に河原の露天風呂で「雪見風呂」が楽しめる。     ・トロッコ電車に乗って川風を切って走り、帰りもトロッコ電車で帰      るという夏にもってこいの暑さ知らずの温泉である。
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◆温泉データ 「みくりが池温泉」    ※ 住 所 富山県中新川郡立山町室堂平 みくりが池温泉  ※ 電 話 076-465-4595 ※ 休 業 日 無休 ※冬季(11月から4月上旬まで)は利用不能 ※ 施 設 内湯(男女別各1個) ※ 宿 泊 相部屋 8400円(2段ベッド、3段ベッド。消費税込み)           ・2名1室利用 11,655円より(消費税込)より。           【注】他に入湯税 大人1名1泊150円。 ※ 日帰り入浴 600円    ※ 交  通 関越・練馬I/C〜約360km〜立山I/C〜約40分〜富山地方鉄道          「立山駅」〜ケーブルカー約7分〜「美女平」〜高原バス約50          分〜「立山・室堂」   【注】現地の交通機関は予約のこと。  ※ セールスポイント ・日本で一番高いところに位置する「雲上の温泉」。     ・景勝地「みどりが池」(コバルトブルーの湖面)を目の前に望む、立山      連峰の景色は絶景。     ・淡い乳白色の硫黄泉。









§写真で見る『鐘釣温泉』(富山県)



◆ 『鐘釣温泉』河原の露天風呂


黒部峡谷を「トロッコ電車」で「鐘釣駅」へ!

黒部峡谷鉄道「トロッコ電車」の「鐘釣駅」下車約15分。
小さな「鐘釣駅」で下車、黒部川の上流方向へ歩くと、
河底が見えてくる頃、「鐘釣温泉」の河原の露天風呂がある。







 「鐘釣温泉」河原の露天風呂

黒部川の上流方向へと歩き、黒部峡谷というに相応しい谷合の階
段道を下って行く。川底からぷくぷくと温泉が湧いていて、結構温
かい。おそらく温かい所は「40度くらい」あるのではないだろうか?










§写真で見る『アルペールート』の風景(富山県)



◆ 『高原バス』からの眺め


「立山の盟主雄山」が見えて来た!

「立山高原バス」が高度を上げて、「室堂平」
に近づくと、「雄山」と「剣岳」が見えて来た!







◆ 『アルペーンルート』の概念図


「7つの乗り物」を乗り継ぐ!

富山県側の「立山」〜長野県側の「扇沢」まで、実に7つもの乗
り物を乗り継いでの旅である。途中「黒部ダム」の縁の道は、80
歳でも90歳でも、歩いて渡ることとなる。約15分。ただし、ダム
の展望台まで行くコースを取ると約30分掛る(200段の階段あり)。










§写真で見る『室堂平』周辺の風景(富山県)



◆ 『立山』の石碑


立山という峰はない!

立山の石碑の後ろに写っている山が俗に言う立山であるが、正式には立山と
いう峰はない。背景の山の右肩の一番高く見える所が「雄山(おやま)」である。
「雄山」の標高は3003m。実は向ってすぐ左の「大汝山」の方が少し高い3015m。



◆ 『立山室堂』


「立山室堂」とは・・・

「立山室堂」とよく言うが、実は「室堂」は国の重要文化財で、割と小
さな建物であった。この「室堂」は「日本最古の山小屋」であるという。





◆ 『雄山』と『立山室堂山荘』


絵になる風景

「室堂平」で『雄山』と『立山室堂山荘』の方角を眺
めて弁当を広げた。実によい「絵になる風景」だった。





◆ 『快晴』ののち、下山後『雷雨』


室堂平は快晴!

写真は「立山室堂山荘」の裏から見た雄山です。快晴
に恵まれ、最高の眺望でした。2400mの「室堂平」での
散策を楽しんだ後、アルペーンメートの交通機関を乗
り継いで長野県側に降り、迎えのバスに乗ったら大豪
雨だった。雨は群馬県、埼玉県でも降り続いていたが、
パック旅行の解散地である『さいたま新都心駅』に着い
いたら、そのころには雨はすっかり上がっていた(^-^)v

何たって、私は無類の『晴れ男』ですからねぇ(^-^)v





◆ みくりが池


神秘的なコバルトブルーの池

コバルトブルーの「みくりが池」を前にして遠く立山の山々を望む。

   ■立山の高い山

 △立山連峰の主峰雄山3003m  △大汝山は標高3015m  △富士ノ折立は2999m。





◆ 『みくりが池温泉』


日本最高所の温泉

『みくりが池温泉』は標高2410mで、日本最高所の温泉である。
コバルトブルーの「みどりが池」のほとりに建つ、淡い乳白色
の硫黄泉で、雄大な立山連峰の眺めと星降る夜空が売り物だ。







いかにも山の温泉!

標高2410mに建つ、少し白濁の硫黄泉の宿。日帰入浴が600円と安い。
山の上のビールやアイスクリームはとても高い料金を取るのに、この
温泉の日帰り入浴料は600円と、とても良心的な値段である。安くても、
清潔で綺麗な温泉だった。露天風呂はないが汗を流してサッパリした。








◆ 『高山植物』


「室堂平」の夏の高山植物(チングルマ)

『室堂平』には、チングルマ、コバイケイソウ、ヨツバシオガマなど、夏
の高山植物がかなり沢山咲いていた。しかし、時期は7月中旬頃が花
盛りだったかな?と感じた。チングルマは産毛になったのも多かった。



「室堂平」の夏の高山植物(ヨツバシオガマ)

ヨツバシオガマやコイワカガミ、シナノキンバイなども咲いていた。






「室堂平」の夏の高山植物(コイワカガミ)

イワカガミやコイワカガミの花の時期はもう終わっていたの
で、コイワカガミはたまにしか、姿をみせてくれなかった。










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