7. 旅 行 ア ル バ ム (29)
幻の「只見線温泉ウォーキング」
「幻の温泉(大雪の年にだけ湧く露天風呂) 」
幻の「只見線温泉ウォーキング」とは、私にとって次の二つの特別な「幻」の意味
がある。一つは、「大雪の年にだけ湧く露天風呂」(幻の露天風呂)を訪ねること。
もう一つの意味は、今回の日程(2006.5.10〜11)で、「只見線温泉ウォーキング」
(列車+歩き)をある旅行会社の企画で私がコースを選定して予定していたが、諸
般の事情で中止となったので、ほぼ同じコースを「車+歩き」で個人的に実施す
ること。個人でしか出来ないことかも知れないが、二つの「幻の旅」は以下に報
告するとおり素晴らしい旅であった。もしかしたら、2006.5.10〜11においてのみ
実現できたことなのかも知れない。この旅のよさを、とりあえず私がホームペー
ジで紹介して、どのように素晴らしいかを読者の皆様にお届けすることとしたい。
大雪の 恵みに感謝の 露天風呂
◆◆◆◆◆ ご あ ん な い ◆◆◆◆◆
§写真による「この度の旅」の案内(福島県、栃木県)
◆ 「河井継之助記念館」(福島県)
「河井継之助記念館」玄関
「河井継之助記念館」は、国道から一段高い奥まった位置にあり、見逃しやすい。
継之助 終焉の地に 桜散る
◆ 「河井継之助の墓」(福島県)
「河井継之助の墓」-写真@
「河井継之助の墓」は「河井継之助記念館」から徒歩約3分。
記念館の裏手に廻るよう案内が出ているがかなり歩くので注意!
継之助 会津の墓所で 安らかに
「河井継之助の墓」の周囲の山野草
継之助の墓の脇と裏に「キクザキイチゲ」
と「カタクリ」の花が沢山咲いていた。
継さには キクザキイチゲ 似合いけり
「河井継之助の墓」の周囲の「カタクリ」の花@
この場所の「カタクリ」の花の時期は、通常は4月末か?
(雪の多い年は10日くらい遅れる)
カタクリが 遅い春だと 告げに来た
「河井継之助の墓」の周囲の「カタクリ」の花A
沢山の「カタクリ」の花の中に一輪だけ「白いカタクリの花」が咲いていた。
私は、昨年埼玉県の秩父で黄色いカタクリの花を見たが、白い花は初めてだ!
継之助 白いカタクリ 夢開く
「河井継之助の墓」-写真B
よく見ると「継之助の墓」の前に「カタクリ」の花が二株咲いていた。
春告げて カタクリの花 墓参り
◆ 「只見の春」(福島県)
「只見の春」@
2006.5.10「JR只見線会津塩沢駅」〜「「会津蒲生駅」間。
例年よりやや遅い桜が散りかけ1日に3往復の列車が通
り、会津のマッターホルンといわれる「会津蒲生岳」がマ
ジかに見える、ここ「滝ダム」周辺は正に「河井継之助」の
墓所があるべくしてあるという「静かな美しい土地」である。
滝ダムや 世に知れずとも 役に立つ
「只見の春」A
一日に僅か3往復の列車が去りゆく。
只見線 上りも下りも 寂しくて
「只見の春」B
桜咲く只見路ゆけば、どこもかしこも三春の季節!
只見路や 遅き春告げ 桜咲く
◆ 「会津蒲生岳」周辺(福島県)
十島から見る「会津蒲生岳」
会津のマッターホルンといわれる「会津蒲生岳」の姿が美しい。
蒲生岳 マッターホルンに 似た雄姿
「会津蒲生岳登山口」の道標
ここから「会津蒲生岳」に登る。しかし、残雪が多く、
道がよく分からない。「カタクリ」の花が沢山咲いていた。
残雪の 会津蒲生は そそり立つ
「カタクリ公園」
「会津蒲生駅」の近くに「カタクリ公園」まで500mの看板があった。「100m」の
看板もあった。かなり誤差があったものの、確かに「カタクリ公園」はあった。
「会津蒲生駅」の駅舎の向こう側に、車が通れないくらいの狭い踏切があり、
その向こうある「会津蒲生岳登山口」の道標の周囲が「カタクリ公園」である。
訪ね来た カタクリの園 隠し場所
◆ 「十島(じゆうじま)」の風景(福島県)
「十島(じゆうじま)」にて
滝ダムを渡り「十島」に行ってみよう!
只見線側からは、東屋が目印となる。「キクザキイチゲ」と「水仙」の花
が沢山咲き、神社もあった。「会津蒲生岳」もなかなかよく見えた。
十島で 会津蒲生を 仰ぎ見る
「十島(じゆうじま)」の「キクザキイチゲ」
「十島」の「キクザキイチゲ」は、なかなか見応えがある。
「水仙」も地域の人により斜面に沢山移植されている。
十島の キクザキイチゲ 春を向き
§写真による「温泉」の案内(福島県)
JR只見線沿線には幾つかの「ひなびた温泉」がある。
只見駅から会津川口駅間だけでも、「只見温泉」、「滝沢
温泉」(民宿「松屋」がある)。
「大塩温泉」、「橋立温泉」、「湯倉温泉」、「川口温泉」
と。
会津川口駅から少し昭和町方面に入って、「小栗山温泉」
も見逃せない。「民宿文伍」というこだわりの温泉宿がある。
又、車の場合、「玉梨八町温泉」の「八町温泉共同浴場(亀
の湯)」も覗くだけでも価値があるというものだ。
今回の旅で、「大塩温泉」、「小栗山温泉」、「八町温泉」
を訪ねた。
◆ 「大塩温泉」
最初の写真は、「大塩温泉」の共同浴場である。
次は「大塩温泉」の「幻の露天風呂」である。
「幻の露天風呂」から会津の山を眺める。
湯船には、雪解け水に押し上げられた温泉が
湧いている。
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◆ 「小栗山温泉」の「民宿文伍」
JR「会津川口駅」から約2キロの「小栗山温泉」は、
実は「民宿文伍」が1軒だけの温泉である。
宿泊は15人程度で定員という小じんまりとした宿
である。
しかし、温泉はご主人が堀当てた正真正銘の掛け
流し加水なしの天然温泉100%の温泉である。
しかも、ご主人が山菜取り、鮎釣り、茸取りの名人
である。
そんなこだわりの温泉民宿が今回の一泊の宿
であった。
「民宿文伍」は、国道400号の脇にある。
「民宿文伍」の露天風呂。
「民宿文伍」の内湯(男湯)。
「民宿文伍」の夕食。別の写真の山菜の天ぷらも入れて、
全部で12品にもなる。
正確ではないが、「ウルイ」、「アイコ」、「きくらげ
と山菜の酢の物」、「筍の煮付け」、「茸の和え
物」、「ふきのとう」、「ウド」、「手作り刺身こんに
ゃく」、「ヒメマスの塩焼き」、「馬刺し」に、次の写
真の山菜の天ぷら。
「山菜の天ぷら盛り合わせ」
「タラノメ」、「コシアブラ」、「山ウドの新芽」。
【注】馬刺しだけで800円〜1000円の価値はある。
東京の飲み屋なら「山菜の天ぷら盛り合わ
せ」も600円〜800円はするだろう。
これで、1泊2食7000円(消費税と入湯税は
別)は、本当に安い!
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◆ 「八町温泉」の「かめの湯」(共同浴場)
「玉梨八町温泉」は正確には、「玉梨温泉」と「八
町温泉」に分かれる。
写真は、風情ある「八町温泉 かめの湯」への道。
「八町温泉 かめの湯」の浴室。
昔の湯治場の雰囲気を今に残している。
混浴。
脱衣所が男女別に左右にあるが、遮るカーテンすら
なし!
女性はきわめて入りづらい。
女性は、外が見えないが、対岸の「玉梨温泉」の共
同浴場への入浴がよい。入浴料200円?
「八町温泉 かめの湯」から「野尻川」を望む。
対岸の青い屋根が「玉梨温泉」の共同浴場。
§写真による「美味しい蕎麦の店」の案内(栃木県)
会津からの帰路、「栃木県民の森」でヤマツツジを
見ようと遠回りしたが、ヤシオツツジは終わり、ト
ウゴクミツバツツジは見える場所が違っており、更
にレンゲツツジは未だ早いと、オレンジの濃いヤマ
ツツジが僅かにチラホラ見れる程度でがっかりして
帰路に着いた。
・・・・ところが、よいことが待っていた!
「栃木県民の森」から県道56号経由で東北自動車道
「矢板インター」に向かう途中、矢板カントリーク
ラブ(ゴルフ場)の看板の手前に、「十割そば 一休」
の看板を見つけて入った。
偶然入った蕎麦屋であったが、これが「民宿文伍」並
みのこだわりの店であった。
『つなぎなしの全部十割そばだけを出しているところ
は、俺が知る限りこの辺では一休の他にないと断言す
る。』と同店のホームページに書いてあるだけに、美
味しいし、打ち方の程度といい、ゆで方といい、固め
の蕎麦で私好みであった。
それに、蕎麦の命の「水」がよい!
だから、蕎麦が美味い!
「石臼粗引きそば」
食すなら、最高級の「石臼天盛りそば」を!
各地の良質なそばを厳選し当店(一休)の石臼だけで挽
いた粗引き粉で打ったそば。
◆「十割そば 一休」について
※住 所 栃木県矢板市平野1204-2
※電 話 0287-43-9447
※定休日 火曜日
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