7. 旅 行 ア ル バ ム (25)


「白馬三山縦走」と「白馬鑓温泉のご来迎を観る」旅

「2005年(61歳)−今年こそ、憧れの『大雪渓から白馬三山縦走』を果たそう!」とチャレンジ!

「白馬岳は、夏の北アルプスで最も人気の高い名峰」といわれている。
ちなみに、日本の三大雪渓とは、「白馬大雪渓」、「針ノ木大雪渓」、
「剱沢大雪渓」のこことだというが、他の2つは若干マイナーである。

「白馬三山縦走」を終えると、日本一に3つ出会えるという!
その1、 「日本一大規模な雪渓」
その2、「日本一綺麗なお花畑」
その3、「日本一標高の高い温泉」
さて、その素晴らしさは、行った人しか真実は分からない!


大雪渓 赤いベンガラ 登山道

◆「ベンガラ」について・・・「国語辞典」から引用=「赤色顔料.さびどめ用.べにがら」

※大雪渓の登山ルートには、ベンガラで安全な登山道が示されている。







◆◆◆◆◆ ご あ ん な い ◆◆◆◆◆


◆【交通・往復】マイカー ◆往路【1日目】は、「南浦和駅」〜「猿倉登山口駐車場」 【注】2日目の早朝登山を目指すため、「猿倉登山口駐車場」で車中泊と決めた。       しかし、「猿倉登山口駐車場」から「白馬尻小屋」が徒歩1時間30分で行 けることから、次回は1日目は「白馬尻小屋」に泊まるのがよいと思った。 ◆往路【第1日=旅行日】2005.7.21・・・【ドライブ】        南浦和駅発6000 → 外環・戸田西IC0620 → 関越・新座料金所0630        → (上信越自動車道)藤岡経由 → 長野IC0845 → 一般道・古戦場        入口 → 国道19号 →ガソリン補給0910/0920 → 白馬有料自動車道        経由 → 県道36号 → 道の駅「中条」0925/0940 → 県道33号 →        道の駅「美麻」(ぽかぽかランド「美麻」入浴)1000/1240 → 隣の「麻        の美」で食事1245/1330 →JR白馬駅1350 → 「猿倉登山口駐車場」着        1410

      【注】(1)「猿倉荘」に翌朝の「朝食」(0430)と「昼食」のおにぎりを予約。          (2) 夕食=駐車場(河原)で、パン・トマト・ジュース等          (3) 1830就寝・・・実際に寝入ったのは2200頃か? ※下の水色の車が、黒田(温泉)の愛車です。

      【第2日=登山初日】2005.7.22        起床0400 → 猿倉荘で朝食0445/0510 → トイレ・ストレッチ体操        → 0520登山開始 → 休憩0550/0555 → 虫刺されの薬0615/0620         → 白馬尻小屋0630/0655(トイレ・写真撮影) → 雪渓入口0710/0715

       (アイゼン装着)→ 雪渓終り0845【雪渓は徒歩=1時間45分】/(15分        休憩=アイゼン着脱)0910 → 岩室跡0950(標識なし=岩場。分かりに        くい!)/1010 → 水場1030(ルートの左手。小さな古い標識。)/1040        → 「標高2553m」の標識(お花畑の終わり)1055/(大休止。昼の「おに        ぎり」)1135 → 「村営頂上宿舎」着1210/(あずきアイス)1240 →        「白馬山荘」着1300/チェックイン(トイレ。荷物を玄関脇に!)/1310白        馬岳に向かう → 白馬岳山頂着1330/1410下山開始 → 寄り道(「松        沢貞逸=白馬山荘創設者」の碑) → 「白馬山荘」着1430 → 部屋        へ(荷物整理等) → 展望レストランで乾杯1530/1630 → 食堂で食        事1700/1730 → 部屋へ(2130就寝)       【注】(1) 夜1700〜の食事、朝0500〜の食事の割り当てとなった。            早く受付でチェックインした者順に食事時間が決まる。           (2) 黒田(温泉)が高山病で、0320に「昭和大学医学部白馬診            療所」のお世話になった。頭痛=問診。スポーツ飲料の補給。            酸素吸入=5分。頭痛は30分の問診で改善!念のためバフ            ァリンを1錠もらった。医学部4年の谷口さん。「ありがと            うございました!」

          ◆「高山病予防の心得」→小屋に着いたら、荷物を降ろした後            に散歩をする。なるべく沢山おしゃべりする。アルコールは            控えめに!            ・・・全部この逆をしていました!!       【第3日=登山2日目】2005.7.23        起床0400 → 朝食0500 → 出発0700 → 「村営頂上宿舎」の分岐        0710(霧のため10分道に迷った!)/0720「村営頂上宿舎」の分岐に戻った        → 「唐松岳方面へ」の標識に沿って進む(白馬三山は、全く標識が不案        内。特に「杓子岳」、「白馬鑓ヶ岳」は不親切極まりない!→ そのう        ち、遭難者が出るぞ!) → 最低鞍部0755 → 杓子岳の下0825/0835        (頭痛が悪化=バファリンを飲んだ→15分して改善!) 白馬鑓ヶ岳頂        上1005/1025 → 「白馬鑓温泉」への分岐1045/1050 → 大休止(岩の        先、雪渓の手前)1120/1150 → 休憩1300/1310 → 「白馬鑓温泉小屋」        着1420

      【注】(1) 夜1800〜の食事、朝0600〜の食事の割り当てとなった。            到着がもう少し早ければ、夜1700〜の食事、朝0500〜だった!          (2) 風呂は、3種類あり、混浴の露天風呂、女子専用の内湯、女            子専用の露天風呂と分かれている。・・・ただし、女子専用の            風呂は、1900〜2000の間は、男子専用となる。このT時間の間            に黒田(温泉)は、普段入れない2つの温泉に入った!          (3) 足湯はキャンプ場の近くにある。       【第4日=登山3日目】2005.7.24        起床0400 → 入浴0420【日本一高所の露天風呂でご来迎を見た!0450頃】        → 朝食0600 → 出発0635 → 雪渓0645/(アイゼン装着)0700 → 2        つ目の雪渓終り0710/(アイゼン着脱)0715 → 小日向山のコル0845頃・池        塘0855/0915 → 「猿倉荘」着1100       【注】西瓜とビールで乾杯!          ◆「猿倉登山口駐車場」着1120 → マイカーで出発1140 → JR白馬駅         → 「白馬ハイランドホテル」(日帰り入浴 500円)1210/1250 → 

上信越自動車道・ 長野IC1400 → 藤岡IC1515 → 関越・練馬1645          → 外環・戸田西IC1700 → 南浦和駅着1720 【白馬三山の見所】 △白馬岳 2932m                  日本一の規模といわれる大雪渓とその上部に広がる                  葱平(ねぶかっぴら)と氷河公園の2つの「お花畑」                  は雄大な自然景観が初心者にも楽しめる。                  ※白馬山荘は、今年創設100周年を迎え、日本の                   高所山岳最大の山小屋である(収容人数1200人)。

                 【写真】氷河公園の「お花畑」                 △杓子(しゃくし)岳 2812m                  白馬岳方面から眺める杓子岳は巨大な滑り台という                  形に見える。ほとんどのガイドブックが頂上踏破を                  避け、巻道を案内している。西側斜面には、コマク                  サの大群落を育てている砂礫帯が広がっている。

                 【写真】杓子岳西側斜面のコマクサ                 △白馬槍(やり)ヶ岳 2903m                  白馬槍ヶ岳の南斜面(大出原のお花畑)は、8月〜9                  月にかけて、クルマユリの大群落で橙色に染まる。                  7/22にも、この大出原のお花畑から小日向のコル、                  地塘の辺りには、白馬岳には見らない高山植物が沢                  山咲いていて、7月下旬は一番いいじきであった。

                 【写真】小日向のコルに咲くシロバナヤマホタルブクロ

◆温泉データ 「道の駅「美麻」(ぽかぽかランド「美麻」)」 ※ 住所 長野県北安曇郡美麻村16784 ※ 電話 0261-29-2030 ※ 営業時間 10:00〜20:30 ※ 休館日 毎月第4木曜日 ※ 施設 男女別=露天風呂、大浴場、サウナ、ジェットバス、打たせ湯、ほか。 ※ 日帰り入浴 大人 700円 ※ 交通【車】関越・練馬IC → 上信越自動車道(藤岡経由)  → 長野IC → ぽかぽかランド「美麻」= 約4          時間(休憩を含む)。長野IC 〜 約50分。  ※ セールスポイント ・道の駅「美麻」に隣接していて、交通至便。          ・平成5年開業の温泉宿泊施設。 『ぽかぽかランド「美麻」』の公式ホームページはこちら!


◆温泉データ 「白馬鑓(やり)温泉 『鑓温泉小屋』」 ※ 住所 長野県北安曇郡白馬村白馬岳国有林  ※ 電話 0261−72−2002 ※ 開業時期 7月上旬から9月下旬まで、詳細は要確認    ※ 営業時間 24時間入浴可能(ただし、女性タイム、男性タイムあり)  ※ 施設 男女別=露天風呂(混浴) 、内湯(男女時間帯別)、女性専用露天風呂          (男性の時間帯あり) ※ 日帰り入浴 大人 300円 ※ 交通【車】猿倉登山口から『鑓温泉小屋』へ直接のコースで、徒歩6時間。  前日「白馬山荘」か「村営白馬頂上宿舎」泊りで、徒歩5時間40分          (いずれも、休憩を含まず)。  ※ セールスポイント ・日本一標高の高い温泉である。ご来迎が有名。          ・露天風呂からの星空も天下一品! 消灯の夜9時以降は漆黒の闇! 『鑓温泉小屋』の公式ホームページはこちら!(白馬館グループホームページ)
 

◆温泉データ 「JR白馬駅近く『白馬ハイランドホテル』」 ※ 住所 長野県北安曇郡白馬村北城21582 ※ 電話 0261−72−3450 ※ 利用時間 通年11:00〜17:00(最終入場16:30)          ※ 休館日 11月1日〜30日外来入浴利用は不可 ※ 施設 内湯(24時間入浴可能。部屋毎の貸切り=無料)    ※ 日帰り入浴 大人500円  ※ 交通【車】関越・練馬IC → 上信越自動車道(藤岡経由) →         長野IC →(60分)→ JR白馬駅 →(5分)→『白馬ハ          イランドホテル』  ※ セールスポイント ・白馬駅に至近。 ・素晴らしい露天風呂がある。シャワー、内湯あり。 ・露天風呂から長野オリンピックの「ラージヒル」がよく見える。 『白馬ハイランドホテル』の公式ホームページはこちら!










§写真による「白馬三山」案内(長野県)


◆ 「猿倉登山口〜白馬岳」


「村営猿倉荘」
「白馬村」の村営山荘。朝4時〜夜8時頃まで営業!

猿倉の 朝は弁当 受け取りて



「白馬岳の大雪渓」
日本の三大雪渓の中でも最大規模を誇る。

アイゼンで 踏み確固めてや 他人(ひと)の跡



「キヌガサソウ」
白馬尻小屋(上の新しい小屋)の右脇に大群生地あり。

白馬尻 キヌガサソウの お出迎え



「ハクサンイチゲ」
7月下旬、白馬岳にあって、「ハクサンイチ、
ゲ」は最も多く見られる高山植物であろう!


ここかしこ ハクサンイチゲの 花の宴



「ハクサンフウロ」
7月下旬、 「ハクサンフウロ」は、白馬岳中腹の他、
「白馬鑓(やり)ヶ岳」の下山ルートにも多く見られる。


優しげな ハクサンフウロや 風に揺れ



「ウルップソウ」
白馬岳は、北海道の山とと気候的に類似の点が多いとか。
この「ウルップソウ」も北海道のウルップ岳に咲く花だ!


高き峰 ウルップソウの 花盛り



間近に迫る「白馬岳山頂」!!
猿倉登山口から登り一方の「白馬岳」登山もあと少し!

迫りくる 白馬の頂き 仰ぎ見る



「白馬岳山頂」
「白馬岳山頂」と新田次郎の「強力伝」で有名な「方位盤」である。小説では、
重さ50貫とあるから、187.5キロにもなる重さだ。聞いただけで気が遠くなる。

白馬岳 山頂の方位盤 五十貫



「杓子(しゃくし)岳」と「白馬鑓(やり)ヶ岳」を望む
「白馬岳」側から、明日登る「杓子岳」(左)と「白馬鑓ヶ岳」(右)を望む!

明日登る 杓子と鑓の 雄姿見ゆ



「白馬山荘」
「白馬山荘」は、日本で一番古い高所山岳ホテルで、2005年に創設100周年を迎えた!

山小屋の 朝な夕なに 人集う




◆ 「白馬岳〜白馬鑓温泉」


「白馬鑓(やり)ヶ岳」
心もとない標識だが、ここが「白馬鑓ヶ岳」の山頂だ!
白馬岳〜杓子岳〜白馬鑓ヶ岳の標識の補強を強く望む。
ガスが出て視界がほとんど利かないときは危険である。


白馬鑓 山頂の杭 朽ち果てし



「白馬鑓のコマクサ」
高山植物の女王コマクサはなかなか群生している姿が見れない。
しかし、白馬鑓温泉への分岐を少し下った辺りの斜面左手に沢山のコマクサが見られる。


コマクサの 群れ咲き競う 白馬鑓



「チングルマ」
チングルマはよく見ると草ではなく木である。バラ科。
可憐な白い花の中心は黄色いオシベ、メシベ。チングルマも沢山咲いていた!


チングルマ 夏のアルプス ここかしこ



「ハクサンコザクラ」
淡いピンク色の花かと思うと、やや紫色のもあり、濃い色、薄い色とある。

そよ風に ハクサンコザクラ 首を振り



「コイワカガミ」
少し濃いピンク色の花である。高山に咲く。「ヒメイワカガミ」低山に咲く。

アルプスの コイワカガミや しおらしい



「白馬鑓(やり)温泉小屋」
「白馬鑓温泉小屋」の露天風呂と足湯は、共に高所日本一!

白馬鑓 温泉小屋で 足湯する








◆「白馬鑓温泉〜猿倉登山口」



「白馬鑓(やり)温泉小屋」の内湯
「白馬鑓温泉小屋」の内湯の写真はあまりない。

打たせ湯に 足を打たせて 疲れ飛ぶ



「白馬鑓(やり)温泉小屋」の露天風呂
粘りに粘って、雲が晴れて念願のご来光に出会った。

白馬鑓 早起きの得 ご来光



「タテヤマウツボグサ」
「タテヤマウツボグサ」も道中に沢山あった。

紫の ポツポツと可愛い ウツボグサ



「シナノキンバイ」
「シナノキンバイ」は、白馬鑓温泉小屋の下りの道に沢山あった。

鮮やかな シナノキンバイ 目を見張り



「無事下山!」
無事下山! ビールと西瓜で「乾杯!!」

無事下山 ビールで乾杯 西瓜で乾杯




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