7. 旅 行 ア ル バ ム (10)


「平ケ岳と名水に温泉」

日本百名山の「平ケ岳」に登り、名水を飲み新しい温泉に浸る旅

「百名山平ケ岳、名水と温泉の旅」

・・・新潟県の花の名峰「平ケ岳」に登り、地酒「荒澤岳」の仕込み水
を飲み、新しい温泉・「銀山平温泉・白銀の湯」に浸ってきました。

下山後の 汗流してや 伝之助




◆◆◆◆◆ ご あ ん な い ◆◆◆◆◆


◆「銀山平温泉・白銀の湯」 〜 「伝之助小屋」 〜 「平ケ岳」 一般的な登山ルート(福島県の鷹ノ巣側からのルート)は、その登山の困難 性が極めて有名である平ケ岳に、7月〜8月の土日だけの期間限定の特殊企画 ルートで登頂を実現してきました。 ※鷹ノ巣ルート = 往復で最低10間は掛かるというきつい山。 ※特殊企画ルート= 初心者で7時間30分 【交通】マイカー + 民宿のマイクロバス ◆ドライブ コースタイム(登山基地の民宿「伝之助小屋」まで) 2002年 8/3 南浦和駅0640 →小出IC1110 → 薬師そば1115 →  薬師そば発1150 → 白光岩1225 → 白銀の湯1235(入浴)1340 発 → 銀山湖(奥只見湖)1400(散歩、ドライブ) → 民宿・ 伝之助小屋着1500 → 風呂(温泉)1520 → 写真・水汲み1545  → お茶1610〜1750 → 食事1730 → 入浴2050 → 就寝1030 ◆平ケ岳登山 コースタイム(民宿「伝之助小屋」〜「平ケ岳」往復) 起床0300 → マイクロ乗車0340 → 発車0400 → 登山開始0530 → 五葉松0610 → 卵石0830/0850発 →平ケ岳山頂0935/1030発 → 水場1055 → 姫の池1105 → 玉子石分岐1130 → 五葉松 1235 → 登山口着1300 → 休憩1345まで → 伝ノ助小屋着1430 【見所】・・・日本百名山「平ケ岳」の玉子石、高山植物、姫の池などの池塘 玉子石 = 平ケ岳の名物で、まるで怪鳥の卵が土台に 産み落とされたような不思議な石です。 しかも、背景に池塘やニッコウキスゲ、コ バイケイソウ等の高山植物が咲き誇って色 を添えているのだから、小憎らしいまでの 自然の演出だ!! 名 水 = 清酒「荒澤岳」の仕込み水 清酒「荒澤岳」は毎年、12月頃に奥只見 にある荒澤岳で取水した水を洗米や仕込み の水として使用し、お酒を造ります。 「荒澤岳」は水にこだわる銘酒です。 その仕込み水が、「民宿・伝ノ助小屋」の 前庭の水と聞いて飲んでみた。うまい!! 真夏なのに、水槽に1分と手を入れておれ ないほど冷たかった。 温 泉 = 「銀山平温泉・白銀(しろがね)の湯」 館内は木の床、木の壁と山国らしく木の香 が漂う心地よい「日帰り温泉施設」である。 休憩の広間はあるが、食堂はない。 外に出て食事して、再度入館可能というこ とであるが、試さなかった。 周囲の山々(越後駒ヶ岳、中ノ岳)を露天 風呂から眺めての景色は雄大であり、大自 然を余すところなく味わえるのである。 以前のプレハブの露天風呂が「白銀の湯」 に替わったと思うと、隔世の感がする。 以前の、養魚用のプラスチックの巨大水槽 の無料の露天風呂が懐かしい。 「伝ノ助小屋」で、今年(2002年)か来年 露天風呂を作るというが、以前の「養魚用 のプラスチックの巨大水槽」に、「すぐ外 は自然の山の中」という風景を再現してく れたら、山男には、余分なものは何もいら ない。 ・・・・・この熱いメッセージよ、「伝ノ 助小屋」の親父さんまで届けーー!!

◆温泉データ 「銀山平温泉・白銀の湯」 ※ 住所 北魚沼郡湯之谷村銀山平 ※ 電話 02579−2−3500 ※ 定休日 4-11月のみ営業、営業期間は無休 ※ 施設 内湯・露天風呂(各男女別)、休憩の広間:あり 食堂:なし ※ 日帰り入浴 大人 600円(※ 利用時間=10:00-19:00(20:00閉館)) ※ 交通 奥只見シルバーライン → 銀山平方面へ → トンネルを出て右折 → 森林公園方面へ →三角屋根のコテージが整然と立ち並ぶ場所 → 白銀の湯(しろがねのゆ)着 =(道路の左手)

◆宿泊施設情報「湯之谷村観光協会」ホームページ 〒946-0075 新潟県北魚沼郡湯之谷村吉田1144 奥只見郷インフォメーションセンター内 02579-2-7535  Fax02579-2-7200 (水曜日休館)








§写真による案内−1(「平ケ岳」登山)

◆ 「平ケ岳」(2141m)

「日本百名山 平ケ岳」
深田百名山に、「平ヶ岳は、日本百名山を志した最初から私の念頭にあっ
た。」と紹介されている。かつては道もなく、バスの終点から頂上まで3日
もかかったという山も、道路が整備され福島県の鷹ノ巣〜往復10時間強、
今回の新潟県の銀山平の民宿の7月〜8月の土日だけの期間限定の特殊
企画ルートなら、初心者でも体力があれば日帰り可能な身近な山となった。

平ケ岳 玉子石過ぎ 姫の池



◆ 「登山開始」

「登山開始・・・非情な雨!」
登山開始直後から、雨になった。ゴアテックスの雨具といえども、
真夏の登山は雨が降ると最悪だ!蒸し暑くて蒸し暑くて・・・・・。

谷わたり 木道たどりて 平ケ岳



◆ 「平ケ岳の高山植物」

「花の百名山・平ケ岳」
「平ケ岳」は花の百名山としても有名で、本当は、7月初旬
から中旬くらいが花を愛でるにはいいらしい。写真は、コバ
イケイソウ(白い花)、ハクサンフウロ(ピンクの花)である。

憧れの 平ケ岳には フウロ咲く




「珍しいギンリョウソウ」
「平ケ岳」の登山道に、雨上がりに白い透き通るような色の
珍しい花を発見した。ギンリョウソウという。ギンリョウソウ
(銀竜草)の名前は、全体がやや透明感のある白色で鱗
片葉に包まれた姿を竜に見立てて付けられた名前である。

ギンリョウソウ ひっそり咲く路 雨あがる




◆ 「玉子石」

「玉子石は怪鳥の卵か?!」
「平ケ岳」といえば玉子石! ショートカットでも玉子石までが大変!
ショートカットで時間を短縮しているだけに、標高差900mの道の
りを3時間か4時間で登るのはけっこうきつい。しかし、この石を見
たとたんに総ての疲れを忘れた!背景の高山植物も色を添える。

玉子石 キスゲ花咲く 平ケ岳




◆ 「平ケ岳山頂(2141m)」

「山頂は藪の中!」
「平ケ岳」の頂上は藪の中である!少し手前の木道の終点が、絶景の見晴
らし台である。ここ「三角点」辺りは、木の中にあり、見晴らしは良くない。

平ケ岳 励まし合いて 石拾う




◆ 「平ケ岳制覇」

「ついに登頂! 絶景の見晴らし台にて!」
「平ケ岳」の頂上にて証拠写真を!ここで、新潟の渡辺さんら一行と楽し
く歓談しました。渡辺さん、その節は、コーヒーをありがとうございました。

頂上は 登山談義で お茶を飲む




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§写真による案内−2(「銀山平温泉・白銀の湯」)

◆ 「白銀の湯・正面玄関」

「2002年4月オープンの日帰り温泉施設」
「銀山平温泉・白銀の湯」は、新しい温泉で、まだあまりホームページで
紹介されていない。内湯、露天風呂が男女別にある。内湯は大きくとても眺
めもよい。露天風呂は、大・小あるが、ぬるい小は源泉の掛け流しのようだ。





◆ 「内湯」

「白銀の湯の内湯」
2階に浴室がある。浴室は明るく窓が大きく展望風呂という感じだ。
大きな檜の大浴槽に透明な湯が次々と溢れて、清潔感満点である。





◆ 「露天風呂」

「白銀の湯の露天風呂」
露天風呂も2階にある。大小の露天風呂があり、どちらも小
さめの岩で囲まれている。男子には垣根はじゃまだと思う。

駒ヶ岳 眺めて入る 白銀の湯




「白銀の湯、露天風呂と周囲の山々」
立ち上れば遠く越後駒ヶ岳、更に中ノ岳の勇姿が望める。

駒ヶ岳 中ノ岳見ゆ 白銀の湯


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§写真による案内−3(「民宿・伝之助小屋」)

◆ 「伝之助小屋と水車」

「伝之助小屋のシンボル・水車」
「民宿・伝ノ助小屋」は、アプローチが長くて有名な「平ケ岳」の登山に、
7月、8月の土日だけの期間限定という特殊企画ルートで案内してくれる。
このルートは、とかく「裏口ルート」と、批判的に報じられているが、今回
経験してみて、決してそんなものではない。自然を守り、注意深く山のル
ールを教えた上で、マイクロバスで、20人〜40人を登山口まで送迎して
くれるのだから、マイカーで大勢が勝手に押しかけるよりよいと思った。





◆ 「清酒・荒澤岳の仕込み水」

「思い出の酒、その仕込み水に出会った!」
清酒「荒澤岳」の仕込み水が、「伝之助小屋」の前を走る道路の反対側の庭
に引かれている。清酒「荒澤岳」は「越後駒ヶ岳」の管理人・米山さんが東京
の原宿で版画展を開催されたときに、同時に即売されていて、買って飲んだ。
すっきりと、とても飲みやすく美味しい酒だった。その仕込み水に出会った!

荒澤の 名水流るる 伝之助




◆ 「伝之助小屋の夕食」

「伝之助小屋の夕食は真剣、そして楽しく!」
「伝之助小屋の夕食」風景は、一風変わっている。先ずは、ご主人が明日の
登山の注意事項を説明し、全員が登山カードを記入して提出するのである。
それが終わると、各部屋毎にリーダーがチーム紹介をする。夕御飯は、ご主
人のお姉さんの家で作った、「100%魚沼産こしひかり」だ。山菜も全部地
のものだという(こごみ等)。水は、清酒「荒澤岳」の仕込水を使用しいてる。

伝之助 心をこめた 夕げかな




◆ 「伝之助小屋の風呂」

「伝之助小屋の風呂は100%源泉の掛け流し!!」
「伝之助小屋の風呂」は、今のところ内湯だけで、男女別に1つずつある。
大きなポリ風呂に、天然温泉がとうとうと溢れている。清潔で、登山で疲
れ切った体には、じわーっとあったまる、ここのような本物の温泉が一番
である。来年あたり、露天風呂ができるというだが「伝之助小屋」に相応し
い、自然を生かした開放感のある露天風呂を作って欲しいものである。

下山後の 汗流してや 伝之助





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