1.浦和からの温泉



1-108 会津東山温泉『庄助の宿 瀧の湯』


◆会津東山温泉『庄助の宿 瀧の湯』について

  2008.2.11(祝)、12(火)の1泊2日で、会津東
  山温泉『庄助の宿 瀧の湯』に行って来た。

   ここは、「東山温泉発祥の地」、「土方歳三療
  養の湯」、「小原庄助さんがお気に入りだった温
 泉」といわれている。

      ■《写真右「庄助の宿 瀧の湯」の玄関》
              ※撮影 2008.2.11 


    真冬に東北の温泉旅だから、交通手段は最初か
  ら電車と決めていた。
  東北新幹線で「郡山」まで行き、そこで乗り換
  えて「磐越西線」で「会津若松」まで行くのだが、
 「会津東山温泉」は「会津若松」から路線バスで
  15分だという。
  しかし、その路線バスは1時間に1本で、その
  不便さを解消するために、観光用の周遊バス「ハ
  イカラさんバス」というものが30分に1本あると
  いう。

 【注】冬の「会津若松」は、観光するのに、どう
      なんだろう、白虎隊の飯盛山はかなり離れて
      いるし、「鶴ヶ城」はもう3回も行っている!
   ・・・ということで、先ずは初日の昼頃「会
   津若松」に到着するから、その昼ご飯を「会
   津」に相応しい郷土料理を食べようと、いろ
   いろ調べて「渋川問屋」という郷土料理の店
   に予約した。
 
    ここは、昔海産物問屋であって、今は旅館
   と食堂を営んでいる老舗である。
    しかし、場所が「会津若松駅」近くではな
   く、会津鉄道で1駅「田島」寄りの「七日町
   駅」近くにあるという!
    マイカーでないから、いよいよ不安は増し
   たのであったが、初日の昼ご飯を食べるとこ
   ろまでしっかり決めて、あとは・・・何とか
   なるだろう!〜と出発日を迎えたのだった!    


      ■《写真右上「ハイカラさんバス」》
     ※写真=「会津若松観光物産協会ホームページから転載」 


 

◆初日の観光案内  《交 通》

      電車+バス : 「JR南浦和」→「大宮」発0834(新幹線          Mやまびこ105号)→「郡山」着0931          ■磐越西線乗換え/「郡山」発0943→「会          津若松」着1050          ■会津鉄道乗換え/「会津若松」発1115          →「七日町」着1117          【注】「七日町」駅〜「渋川問屋」徒歩2            分。           【バス】観光周遊バス「ハイカラさんバス」            が、大変うまく運行されていて、主な            観光地を順次回る。30分に1本だが、 駅や店等で時刻表をもらって、それに            合わせて観光すれば不便はない。

 《大正浪漫の食堂『渋川問屋』》

  所 在 地 : 福島県会津若松市七日町 3−28    電  話 : 0242-28-4000  営業時間 :11:30〜21:00 休 業 日 :無休     ■《写真右 渋川問屋の「玄関」》                ■セールスポイント    店内は、蔵造りで大正浪漫の雰囲気が 漂う。店内見学は、一言お断りして随 時自由に出来る。       料 理 :   「鰊の山椒漬」、「こづゆ」など、会      津の郷土料理と渋川問屋のオリジナル      メニューの品が味わえる。      鰊や貝柱など乾物を中心に扱ってい た大店の往時を偲ばせるメニューであ る。       ※「祭り御膳・鶴」(2,100円)。      ※「祭り御膳・亀」(3,150円)には、 塩川牛のステーキと「紅鮭の押し 寿司」が付く。 ※会津会席膳 4200円     【注】食事の時間帯は応相談。 ■《写真右 渋川問屋の「祭り御膳・鶴」》               ■《写真右 渋川問屋の「店内」》      【注】洋風れすとらん「開化亭」では、コ ーヒーやビールなど、喫茶もできる。

 《御薬園(おやくえん)》

  所 在 地 : 福島県会津若松市花春町8-1    電  話 : 0242-27-2472  営業時間 : 08:30〜17:00(入園は16:30 まで) 休 業 日 :無休     ■《写真右 「御薬園」の「心の字池」》      ■セールスポイント      鶴ヶ城の東、徒歩15分の場所にあ り、中央に心字の池を配した回遊式の 借景園と、各種薬草を栽培する薬草園 が御薬園の名前の由来。      室町時代に葦名盛久が霊泉の湧き出 したこの地に別荘を建てたのが始まり。           四季折々に花が咲き誇り、歴代の藩 主が愛した庭園は風情があり、特に春 の花の時期がお薦め。   ■《写真右 「御薬園」の売店内の薬草棚       御薬園の園内売店ではここでしか味 わえない秘伝の薬草茶を試飲出来る。 ※薬草茶の一部については販売もし       ている。

 《会津武家屋敷》

  所 在 地 : 福島県会津若松市東山町院内    電  話 : 0242-28-2525  営業時間 : 9:00〜16:30         (4月〜11月=08:30〜17:00) 休 業 日 :無休     ■《写真右 会津武家屋敷の「家老の屋敷」      ■セールスポイント      会津武家屋敷は会津藩家老西郷頼母 邸を中心に重要文化財の旧中畑陣屋、 茶室、 藩米精米所、会津歴史資料館 などが軒を連ねる「歴史散策ゾーン」 ・会津、福島のいいものを集めた「郷 工房古今」・会津の郷土料理を味わえ る「御食事処 九曜亭」からなる一大 テーマパークである。   ■《写真右 会津武家屋敷の「御成の間」     家老屋敷の中で、藩主等最も高貴な客を もてなす際に用いられた部屋。   ■《写真右 会津藩家老西郷頼母の家族「自刃の間」》     戊辰戦争の最後、会津藩家老西郷頼母 (たのも)の家族はこの部屋で妻女使用    人など21人が自刃(自殺)した。   

◆温泉案内  会津東山温泉『庄助の宿 瀧の湯』

  所 在 地 : 福島県会津若松市東山温          泉108    電  話 : 0242-29-1000   交  通 :「会津武家屋敷」から送          迎あり。          「ハイカラさんバス」で 観光して周り、「会津武          家屋敷」を最後にして、          15:30頃『瀧の湯』へ電          話をして迎えを頼むと、          5分ほどで車が着てくれ          る。 ■《写真右「瀧の湯」の屋外舞舞台》 観客は川を隔てた対岸から見物し ます! 音声は観客のいる暖房の効いてい るラウンジにいながらにして聞こ えます!        ※撮影 2008.2.11                 営業時間 :(日帰り入浴)         12:00〜20:00 休 業 日 :(無休)                       料  金 :(日帰り入浴) 1,000円         (浴用タオル1枚付、入湯料 込み) ■《写真右「瀧の湯」の「庄助お見合い風呂」 》           ※撮影 2008.2.11   ●貸切内湯・露天風呂の「庄助お見 合い風呂」である。  【注】貸切風呂は、3つあり、先着 順にグループごとに好きな時 間帯を45分単位で予約できる。        ※15:00〜24:00     ●セールスポイント      ※「庄助お見合い風呂」は特許取 得の一風変わったシステムであ る。       脱衣所及び浴室は、男女別々に なっていて、男風呂と女風呂の 境に扉がある。       女風呂側に内鍵が掛っていて、 女性側がOKでないと扉は開か ない。       【注】今回は、ホームページ掲 載のため、特別に撮影許可 を得た。 ■《写真右上、「お見合い風呂」の男湯》 ※撮影 2008.2.11 浴室の障子戸風の所が特許の扉。      こちらの男性側からノックをして、 女性側がOKならば女性側が内鍵      を外して顔を覗かせたなら、お見      合い成立!      ※しかし、今回は男性同士、私と       F氏ではお見合いでなく、「に       らめっこ」だろう?!                   ■《写真右、「お見合い風呂」の女湯》            ※撮影 2008.2.11      ●今回は、ホームページ掲載のた       め、特別に男女の浴室の開いて       いる時間に両方撮影させていた       だいた。      ※感想       アイディアは中々だが、男女脱       衣所は別というものの、脱衣所 が自由に行き来できる構造だか       ら、全く見ず知らずの男女が、       「こんにちは、はじめまして!」       とお見合いみたいなことが出来       るというものではないようだ! ■《写真右、大浴場に続く「露天風呂」》            ※撮影 2008.2.11      ● 大浴場に続いて「露天風呂」       ある(写真は夜間撮影)。        時間帯によって男女が入れ替       わる。        冬の露天風呂は、夜は利用す       る人もなく、雪見風呂を楽しみ       ながら、旅館の裏を流れる瀧の       ような川を眺めての入浴は、中       々風情があった。 ※大浴場から出ると、廊下に無料       のビール、ところてんやヨーグ       ルトのサービスがある。       ・・・「ところてん」をメイン       に勧めているが、ビールも無料       と知った人は、信じられないと       いうくらいにこやかな顔で湯上       りビールを楽しんでいた。        【注】夜中はやっていない。 ■《写真右、「露天風呂」から見える瀧》            ※撮影 2008.2.11      ● 名所「伏見ヶ滝」を有する「小 原庄助」ゆかりの宿ならではの        絶景風呂である。    (写真は夜間撮影のため不鮮明)         ■《写真右、「幻の湯 露天風呂」》            ※撮影 2008.2.11      ● 「幻の湯 露天風呂」について        「幻の湯」とは、旅館の脇を        流れる川が増水したとき、瀧        と川の水が入り込んで浴槽が        どこだか分からなくなるから。      ※ 「庄助の宿 瀧の湯」で一番私        好みの湯であった。         しかし、どういう訳か旅館で        はあまり前面に出してPRして        いないのである。 ■《写真右、「庄助さんの石風呂」》            ※撮影 2008.2.11      ● 「小原庄助さん」が愛用したと        いう言い伝えがある、「石」を くり抜いた浴槽。                余程小柄な人でないと大人には 窮屈そうなくらい小さい。 

◆2日目の観光案内  魅せます!泣かせます!「みやま劇団」

 
「瀧の湯」では、毎年冬に恒例の劇団公演があ る。 今年は、「みやま劇団 青葉」の公演があった。 宿泊客は無料で、朝食後10:00から観賞できる。 10時15分前に会場に行ったら、沢山のお客さん で満員だった。 みやま劇団 座長「花舞 小菊さん」は、数年 前まで東山温泉で芸妓として活躍していた人だ という! 芸妓さん出身とあって、とても綺麗な人で踊り も素晴らしかった。 劇団公演の後は、役者さんが勢揃いしての舞台 挨拶。 メインは、座長「花舞 小菊さん」。 舞台挨拶に引き続いて、役者さんの写真販売や、 お菓子やお茶の販売と、営業活動が続き、役者 さんの関連商品が飛ぶように売れる。 おじいちゃん、おばあちゃんに人気の「人情物」 の出し物だっただけに、感激したお年寄りが沢 山お土産を買っていた。 会津地方での、みやま劇団人気、「花舞 小菊 さん」人気は大したものだった! ■《写真右上、男装が「花舞 小菊さん」》            ※撮影 2008.2.11 ※「みやま劇団」は、「おおるりグループ」の  旅館、ホテルでの公演もやっているようだ。

【参考】「2日目の観光」について

   旅行の計画段階で、観光の場所をいろいろ検討したが、冬の会津は雪の心配が  あるし、寒くいだろうし、天候が荒れたらマイカーでもないと身動きが取れな いと思って電車での旅とし、観光も非常に限定的な旅行プランを作った。  しかし、現地に行っていろいろ情報を直に聞くと、「ハイカラさんバス」がと  ても便利だと分かったときには、既に初日の後半だったから、プランの組み換  えが困難だった。  旅を終わってから再検討すると、真冬の東山温泉一泊旅行の場合、初日の観光  は、「渋川問屋」と「会津武家屋敷」の観光に限定して、2日目の観光は「瀧  の湯での劇団公演」と「御薬園」にするのがよいと思われる。  【理由】 今回は初日の観光に「御薬園」を先に入れ、「会津武家屋敷」を2番     目にしたが、「御薬園」も「会津武家屋敷」もなかなか見るところが多     く、特に「会津武家屋敷」は「資料館」もあり、敷地も広いので2時間     はみておく必要があるからである。     「御薬園」をゆっくり見ると「会津武家屋敷」では、「精米所」など、     いくつか見たい所を割愛せざるをえなくなるからである。   ※春や秋のベストシーズンに会津若松、会津東山温泉に旅をしたら、「鶴ヶ    城」、「飯盛山」・・・・と加わり、1泊では見切れない名所が多くある。    真冬ということで、「鶴ヶ城」、「飯盛山」を思い切って割愛し「御薬園」、    「会津武家屋敷」と「瀧の湯の劇団公演の観賞」に絞り込んだので、1泊    の旅ながら非常に充実したいい旅であった。  
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