大宇陀ouda |
大宇陀は南北朝時代以来の歴史を持つ城下町。規模は決して大きくないが、町としての機能が凝縮されたような、密度の高い印象を受ける。古い建物も多く、良く雰囲気を残している。 奈良県南部の町の例に漏れず、この大宇陀も製薬業の盛んな町だった。約250年前に開かれた日本最古の薬草園である「森野旧薬園」(タイトル写真)が今も残り、家々の立派さが繁栄の名残を感じさせる。 旧西口門の跡。城下町には、町の入り口に門を設けた例が多く見られたが、現存するのはきわめてまれと言われる。門をくぐれば、その向こうには別世界のようににぎやかな町があったのだろう。
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