川越kawagoe
(埼玉県川越市・重伝建)

重厚な店蔵が建ち並ぶ、関東を代表する町並み
(旧バージョン)

関東有数の町並みが残り、小江戸の代表格として知られる川越は、新河岸川の水運を利用した商業で繁栄した町である。元々は太田道灌以来の城下町で、15世紀からというかなりの歴史を持つ。江戸時代には、関東の外れの拠点という性格も帯びた町であった。

きわめて重厚な蔵造りの建物(店蔵)が並ぶのが、川越の町並みの特徴である。これは栃木や佐原など関東の他の町並みにも共通の傾向だと言える。関西を中心とした、いわゆる町家が並ぶ町並みとは、かなり趣が異なる。タイトル写真の店蔵など、圧巻とでも言うべき迫力を見せている。

滋賀県の長浜と並び、町並みを利用した町おこしに成功したのが川越であり、休日には多くの観光客が訪れる。ニセ町並み化した商店街も、目につく。活気があるのは良いのだが、自動車の通行量が異常なほど多く、のんびり歩けないのには困った。

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